2011年5月28日土曜日

Hong Kong: ただいま、アジア

[香港 〜香港〜]


香港は夜景の方が見応え有りかも
ただいま、アジア!!!!
世界一周なんてとってもエキサイティングな事をしているのに、なぜこんなにアジア圏に帰ってくるのが嬉しいか。それは何と言っても、食文化。


もちろん、世界の料理もそれぞれとってもおいしいんだけど、米大好きな私に取っては、米&醤油中心文化はやっぱりほっとする。一年も離れていたので尚更。
子供の頃から海外生活で色んな国に住んできたけど、歳をとるにつれて和食がどんどん好きになってしまった。そうすると、住むならまだアジアン食品スーパー等で買って来て料理も出来るけど、旅行なんてしてると、なかなか手軽に和食を食べるのは難しく時にはとっても恋しくなってしまう。


ナイトマーケットで晩ご飯♪
一年旅をしていて全く和食を見かけなかったわけではない。
和食は、寿司ブームは落ち着いたものの、結構コスモポリタンな町なら少なくとも一軒くらいは見かけるし、だから和食に飢えると大して味には拘り無くなるため何回か奮発して食べに行ったし、ブラジルのサンパウロでは日本人街でまさに日本のレベルと引けを取らないラーメンまで食べた。
でも、和食は何故かどこに行っても高い!家庭料理ならそんなに材料費かけずに作れるハズなのになあ。
幸い中華は安く食べれる所が世界中にある為、それでなんとか凌いでは来たけど。でもやっぱりどこかでたらふく米を食べたいと言う願望は強かったんだろうなあ。香港入りする日が近づくと、自分でもびっくりする程わくわくしちゃったのだ。




Johnと夕食の後お買い物
香港は、日本から近くていつでも行けるので、今回のこの旅行ではさほど入れる必要がなかった所ではあったんだけど、ワンワールドの世界一周航空券ではJohannesburg(ヨハネスブルク)からDehli(デリー)の直行便が無く、香港を経由する事になった。
当初の予定では4泊くらいで充分だと考えていたんだけど、インド行きの飛行機をとろうとしても何故か一週間程ずっと満席。
…あ。またやっちゃった。
そう、アジアでもかなりの大祭り、旧正月!!
これは困った。飛行機が取れないので出国は旧正月後、でも正月はホテルは取りにくいし、いろいろ閉まってるし、物価も上がる。イスラエルでも同じ目にあったのに、またやってしまった。
でも、どうしようもないので仕方なく十泊もする事に。
う〜ん、お金がないのでそんなに買い物もできないし、香港小さいし、10日もすることがあるだろうか。


JeffとJohnのご両親にもお世話になっちゃった
ホテルは、なんと最終的には一泊のみ払えば良い事になった。
一泊目のせま〜い部屋ばかりのホテルがいくつも入っている悪名高い(!?)雑居ビル、Chungking Mansion(重慶マンション)を予約。確かにビルに入ると、一階はかなりごちゃごちゃしていて、暗いしウルサいしで不安になる上、いくつもワンフロアのホテルが入っているので見つけるまで苦労するけど、お目当てのホテルに行き着けば大丈夫。
この苦労に関わらずバックパッカーの足が耐えないのは、この巨大な雑居ビルに入っているホテルは激狭いけど、とっても安いことにある。
私達が泊まったホテルも例外無く狭く窓の外は灰色の配水管がぐちゃぐちゃと並ぶ、窓なんて無いにふさわしいものだけど、とってもきれいに掃除してあり、TVもあるし快適で文句なしだった。場所も、九龍(カオルーン)で観光に便利だし。


地下鉄も便利だけど、船で移動もまた楽しい
ではあと残り9日間をどうしたか。
ありがたい事に、数日間は私達の大学の同級生のJeff(ジェフ)のお兄さんのJohn(ジョーン)のめっちゃくちゃ豪華なアパートに泊めてもらい、残りは私の父がホテルステイをプレゼントしてくれた。
久々のプライバシーがあり、Wifiつき、ふわふわベッドという快適な環境で、本当に嬉しい。ここでも優しさが身に沁みる…。
ジェフ達のご両親にはご飯もおごってもらってしまった。


10日間も最初は時間をつぶせるか自信がなかったんだけど、食べて観光してたらあっという間にすぎちゃった。
ご飯がおいしく、泊まってた所が快適だったから、のんびりと部屋で過ごすこともでき、ある意味長旅の疲れを癒してインドへのパワーをチャージする良い休暇だったかも。




ヒュンジュ一家。ほのぼの〜
まず最初にした事は、ロンドンで行きそびれたので、香港では着いてすぐ私の前会社の支社に遊びに行った。日頃から仲が良かったので早速雑談で盛り上がり、ランチまで一緒にする機会があってラッキ〜♪ここでもおごってもらっちゃった。


東京でジョーと一緒に語学学校に行っていたヒュンジュとも久々に再会!
現在はフランス人のご主人と赤ちゃんと3人で香港に住んでいる。ゆっくり飲茶を食べながらおしゃべりに花を咲かせあっという間に時間が経っちゃった。そしてなんと、またまたおごってもらってしまった。


この高層ビル群は圧巻
友達との再会がひとところ落ち着くと、あとは、とにかく観光三昧。
久々にこんなに観光客っぽい事をしたなあというくらい。
嬉しかったのは、イグアスの滝で仲良くなったAdam(アダム)と再会できたこと。彼は南米の後アメリカに帰って仕事をしていたんだけど、ちょうどこの時休暇で香港に来ていたのでめでたく合流。数日間一緒に行動できて楽しかったなあ。


観光地で心に残ったのは、圧倒される素晴らしい建築の結集した超高層ビル地帯と、新界と言われる観光客が比較的少なく、昔からの伝統や歴史が垣間見れる地区と、ライトアップと、ナイトマーケットと、旧正月花火&パレード、旧正月の準備をしている人々、そしてもちろん、食べ物。
逆に、買い物をする金銭的余裕が無いので、スタンレーマーケットとかモールの並ぶ中心街は退屈だったかも。
マカオは行きたかったんだけど、正月は大人気らしく、船が取れず敢無く断念。また今度だね。


香港では相席多し。新景記はおいしい!
新界ではたまたま正月に行ったため、爆竹が鳴っていておもしろく、ある一帯を代々同じ家系で占めている劉家の所では、とっても親切な劉家のおばさんが劉家の伝統の建物や正月祝いの飾り物の意味等、とっても親切に教えてくれた。ガイドブックとは違う、こういう文化を知る機会があるとやっぱり印象に残る。




さて、やっとご飯の話。
インドに行く前にちょっとでも日本食に近いものを、と、香港では食べまくり。


和食より脂っこいものが多く、少し飽きたこともあったけど、やっぱり久々の東アジアの味。嬉しかったなあ。
bubble tea(タピオカティー)
ナイトマーケットでは安くたらふく食べれて、雰囲気も楽しく幸せ〜。
Crystal Jade(翡翠拉麵小籠包)の料理はレベルが高く、何を食べてもおいしい。
そして、日頃あまり麺は食べない私が本当においしいと思った新景記もおすすめ。
あと、今更だけどハマったのがタピオカティー!香港では日本より断然安くて、とにかく飲みまくった。
いやあ、本当に香港の食はすごい。


こうして、体力の疲れも、東アジア料理への恋しい思いも吹き飛ばし、いよいよインドに行く準備が整った。
10日間、久々に何不自由ない、快適で楽しい日々を香港で過ごせたのも、香港の観光への真剣な取り組みに加え(香港ほどバスでもどこでも無料Wifiが使えた所は世界中無かったし、空港へのアクセスも抜群に良いし、観光案内所もビックリする位親切で役に立つ)、友達や家族のお陰。ありがとう〜〜!!


いわば大晦日。みんな正月準備が大変そう

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