2010年9月30日木曜日

Turkey: Istanbul: 超スペシャルな一週間!

[トルコ ~イスタンブール~]


いよいよ、待ちに待ったこの時が!
Latvia(ラトビア)経由の長~いフライトの後、Sultanahmet(スルタナメット)のホステルにチェックインしてからドキドキが止まらなーーい!
そう、高円寺時代の仲良しご近所、舞ちゃん&キャメロンがトルコで一週間合流してくれるのだあぁ!
2月に旅立ったときは、「トルコ辺りで会えると良いねぇ」な~んて言ってたんだけど、まさか本当に実現できるとは!二人のおかげ。

二人には内緒で空港に迎えに行った私たち。
予定時刻1時間前に着いたにもかかわらず、ドアから出てくる人を見るたびに心臓がどきゅーん。嬉しすぎて緊張してたんだねぇ。ちょっとどきゅーんにも疲れ始めた頃、やっと二人が登場!
サプライズに見事驚いてくれて、行った甲斐があったもんだ。

Sultanahmet (Blue) Mosque!
やっぱり、「どこ出身?どこ行くの?どれくらい旅してるの?どこが一番好きだった?」のお馴染み初対面会話をしなくてすむ、気心知れた友人と旅をするってのも、楽ちんでいいよね。

本当は、トルコを色々周りたかったんだけど、ちゃんとお仕事している二人が6泊7日しか時間しかなかったので、イスタンブールとカッパドキアに絞ることになった。

まず、イスタンブール。
取敢えずお約束を押さえておかなきゃね。
一つ目は、ホステルから徒歩5分の美しいSultanahmet Camii(通称ブルーモスク。外観がグレーだから「一体どこがブルーなのさ」と入る前はぶーたら言ってたんだけど)。既に見事な細かい細工が施してある壁に囲まれた中庭に一歩入って、「わぁ~!」って感じ。中に入って、「うわあぁぁ~~!!」って感じ。本当にうっとりする位、装飾が見事で美しすぎる。ベタだけど、ベタになるだけある、イスタンブールの観光地。ブルーモスクは、絶対はずせないね。


二つ目は、入場料お高め(15TRY、900円位)のAyasofya(アヤソフィア)。
4世紀に建築され、それからキリスト教、イスラム教とその時々の政情によってその姿と宗教を変えてきたアヤソフィア。その為、建築様式や装飾が混ざっていて、とっても興味深い。今は博物館になっていて、とにかく観光客がいっぱい!月曜はお休みなので、気をつけて。


そして三つ目。賑やかで、さすがスパイス・シルクロードの要地トルコと唸らせるすごい品揃えのグランバザールとスパイスマーケット!
観光客用の土産屋に加え、洋服、革製品、ナチュラル製品、食器、ボードゲーム、貴金属、何でも来い!のマーケット。スパイスマーケットは、Turkish delightと言われるトルコのお菓子類(ドライフルーツ+ナッツ、ゼリー+ナッツ、などのカラフルな物ばかり)や、色とりどりのスパイスなど。歩いているだけでも楽しいけど、やっぱり食器とか買いたくなっちゃう~。バックパッカーの辛い所は、持ち物を増やせないこと。でも今回は舞ちゃん達がいるので、少し買って、お願いして日本に持って帰ってもらっちゃった。

いつか家を買ったらイスタンブールのグランバザールまで買出しに来なきゃ。食器とか、アンティークとか、重くいけど素敵なものでいっぱいなんだもん。

グランバザール内ではないけど、お店の中でお気に入りは、舞ちゃんとキャメロンが発見したグランバザール近くのカード屋さん。トルコのイルミネーションスクリーンアートをモチーフにしたカードを買いまくり、持ち歩くと折れちゃうので早速それは日本に送っちゃった。



さて、計3日で4人分のカメラでとらえたイスタンブールは何と1500枚。この町、歴史と活気が溢れていて、どこを撮っても絵になるんじゃないかって感じ。

ブルーモスクで

トルコの魔よけの目


釣りでにぎわう

海に浮かぶ名物鯖サンド屋


魚市場のかわいい錘


ごてごてなパイプたち


モーニングカフェ、バックパッカーズスタイル

真剣にガイドを聞く舞ちゃん

観光客を撮る観光客を撮る観光客

朝日に輝くモスク!

アラビア文字ってアートだなあ




ホステルライフ
買いたかったけど重くて諦めたお皿たち
創業300年のハマムも体験


一方、食べ物について。
まずはEfes

さすが世界三大料理、食べ物が何でも美味しい!レストランは、高いのから安いのまで色々行ったなあ。
舞ちゃん&キャメロンが うちらをご招待してくれたちょっといい雰囲気の伝統的トルコ料理レストラン(全部おいしかった!ありがとう!)でのディナーから、Madoのトルコののび るアイスDondurma、ストリートフードのチュロスっぽいドーナツ(?)のシロップ漬けやチキンライス、Burned Column近くの野菜たっぷりのケバブ、鯖サンド、クレープっぽいGözleme(ギョズレメ)などなど。
肉もシーフードも、何食べても、ほぼはずれなし!さすが、トルコ。(はずれたのは、観光客向けのレストランだけかも!ガイドブックではなく、自分の嗅覚と視覚を駆使して美味しいところを探すべき。)

ここ(Burned column近く)のKebabはウマイ~!
プレートで注文するとこんな感じ

Joeのお気に入りゴマパン、Simit
のびるアイス、Dondurma
早朝の鯖サンド

チキンライス 1.5TRY!

ミルクライスプリン
トルコのデザートと言えば…やっぱり Baklava!
舞ちゃん&キャメロン、ご馳走様!


因みに、お約束スポット以外でお薦めのアクティビティは、特に用がなくても、早朝にフェリーに乗ること。
うちらは、カッパドキアに行った帰り、早朝にアジア側のイスタンブールに到着して、無料シャトルでSultanahmetに帰ってくることもできたんだけど(夜行バス代に含まれてる)敢えてフェリーに乗ることに。だって、そっちの方が早いし、楽しそうなんだもん。
これが大正解!朝の光に照らされたSultanahmetやGalata towerをフェリーから海越しに見るとため息がでちゃう位きれい。ほぅ~…。写真撮りまくっちゃった。
後は、観光客と地元人に人気のショッピング?地区、Taksimとかガラタの塔(これもお約束観光地?)もお薦め。

こんな感じで、イスタンブールを大満喫しました~!
お次は、カッパドキア!

2010年9月26日日曜日

Latvia: Riga: 寄り道

[ラトビア ~リガ~]

高円寺時代の親友&元同僚&お隣さんである、キャメロン&舞ちゃんカップルが有給休暇を取得して、Turkey(トルコ)はIstanbul(イスタンブール)で一週間私たちと合流してくれると知って浮かれてたのが8月上旬。あっという間にその時がきちゃった!

Egypt(エジプト)のDahab(ダハブ)や、Israel(イスラエル)のYodfat(ヨッドファット)のオーガニックファームで沈没しそうになったけど、舞&キャメに会うという目標があったので、無事脱出。
一方、トルコには、陸路でシリア経由で入る予定だったのだけど、諸事情で入国できなかったのでイスラエルに入った私たち。まあイスラエルからでも、キプロス経由で船で行ける...と高をくくっていただけど、現実は厳しかった~!丁度、国交が一時的に芳しくないらしく、海上の国交が一時停止中。ふむぅ~。

仕方なく高い航空券を購入することに。
でも、色々探してたら、ひとつ比較的安いのが!290ユーロ!(距離から言ったらもっと安くてもいいんだけどね。イスラエルは物価が高いし、まだまだハイシーズンだし、仕方ない)

この航空券、安いのには訳があるのさ。
直行便だと3時間なんだけど、この格安航空券だとなんとテルアビブを出てイスタンブールに着くまで12時間!しかも、夜中12時45分発!きゃ~!

と言っても、あと数十ユーロ出す余裕もないので、それを購入。飛行機に乗れるだけでも、豪勢なのだ。文句言ってられない!

こうして、無事夜中に出発したわけだけど(テルアビブの空港から出るときは、セキュリティが厳しくて時間がかかる場合が多いので、出発4時間前に行っておいた方が良い(とみんなに言われ、そうした。早く行って正解だった!))、暑いエルサレムを夜出て、朝4時半に着いたラトビアは、みんな長袖を着てるような寒いところでございました。
Riga(リガ)の空港は、奇麗だけど、寒いし店も朝早すぎて何も空いていなくて、体が温まるようなものも買えない...。他にも乗り継ぎの人が数人いたので見てみると、いつの間にかおばちゃん達は毛布をゲット!私たちも...と思って見渡したけど既にもう空港の従業員などは誰もいな~~い。

しかたないので、震えながらTシャツとちょっとしたはおりものだけで、冷たいメタルのベンチで仮眠。
次第に夜が明け、見渡すととっても緑できれい!リガの町に出たかったなぁ。残念ながら、出ても朝早すぎてカフェなど開いてなさそうで、11時のフライトまでに帰ってくるのはどちろにしろ難しそうだったので、諦めた。
もともと、大好きなリネンの国、リトアニアには昔から行ってみたいと思ってたので、次回この辺をゆっくり周りたいな。

さて、目を覚ますと、おばちゃんたちもすっかりお目覚めで、毛布がちゃんとまとめてあった!Joeははおりものもなく、鳥肌立たせながらまだぐーすか寝てたので、おばちゃんたちに毛布をどこでゲットしたか聞きにいった。まーーーったく英語が通じず、勿論私もラトビア語はしゃべれないので、ジェスチャーで。
そしたら笑顔で使ってた毛布を全部くれた!Yaaayyyyy!

こうして、無事10時まで5時間半、寝たりおきたりを繰り返しながら飛行機を待ち、イスタンブール行きのフライトに乗車。

飛行機で隣に座った二十歳ぐらいのかわいいリトアニア人の女の子が飛行機が初めてで窓際に座らせてほしいと、クリクリしたかわいい目でお願いしたので快諾したら、ず~~っと笑顔でフライト中おしゃべりがはずみ、楽しかった。 絶対リトアニア行くぞ~~!

さて、イスタンブールに着いて感動したのは、マドリッド並みの交通機関の便利さ。
飛行場から45分ほど、地下鉄とトラムを乗り継いで200円ちょっとでホステルのあるSultanahmetに到着。
降りたら、どどーーーーーんとAya Sofya(アヤ・ソフィア)が目の前に。後ろ向いたらどどーーーーーんとBlue Mosque(ブルー・モスク)が目の前に。
着いて早々、圧倒されっぱなしだったあ~~!

2010年9月25日土曜日

Israel: Jerusalem: 神さま集合!

[イスラエル ~エルサレム~]

いや~、すごい所だった、エルサレムの旧市街。
世界の3つの大宗教の大聖地だもん。さすがだよね。

地元の人が地元の生活を普通に営んでいるんだけど、それでも言葉で言い表せないような雰囲気に包まれた、エルサレム旧市街。


イスラム教の3大聖地、預言者ムハンマドが昇天したと言われる、岩のドーム。
イスラム教徒以外は中に入れない為外から見学

ユダヤ教の最大性地、古代エルサレムに存在したユダヤ教の礼拝の中心地で唯一の神の聖所である、嘆きの壁。
嘆きの壁(Western wall)前でお祈りする人々

キリスト教の最大聖地、イエスキリストが磔にされ、埋められたとされる、聖墳墓教会。
聖墳墓教会内のキリストの墓

これが1km四方の小さな壁に囲まれた旧市街にギュッと凝縮されてるんだから、すごい!


土産屋が所狭しと並ぶ
そして勿論観光客の海。
しかもかなりの宗教的な観光客・巡礼者も多いため、それぞれの聖地で張り裂けんばかりの泣き声で、預言者の過去を悲しんだり、お祈りしたり。

歴史的な観光地って、結構それで終わり(?)なんだけど、ここエルサレムのすごいところは、旧市街が4つの地区に分かれていて、それぞれが交わらずに伝統を頑なに守り抜いているというところ。

ひとつの地区の子が他の地区の子と一緒に遊んだりしてるのを見たことがない。こんな狭い壁の中でも本当にすっぱりと分かれている。
この事実が、この昔から聖地争いの耐えないエルサレムの荘厳な宗教的な雰囲気を維持しているんだろうなあ。
とにかく、言葉では言い表せない。でも、本当にお奨め。みなさんも、行く機会があったら、是非!(その際には、ガイドブックでもWikiでも良いので、ある程度予習をしていくのがお奨め)


丁度、ユダヤ教のSukkot(スコット、仮庵際)だったので、嘆きの壁の前でお祈りする(お祈りできる場所は男女別に別れている)たくさんの家族の姿があったり。
レンタル十字架
キリスト教徒の団体は、金曜日にレンタルの十字架まで背負ってキリストが最後に刑場まで歩んだ道をとおり、それぞれ聖書に記されている重要な地点(キリストが十字架を背負いながら転んでしまったところ、など)で止まり、その部分の聖書を朗読したり。
ユダヤ・イスラム・キリスト地区はそれぞれ地元の人も観光客も多くてそれなりに賑やかなんだけど、一方ひっそりしているのがアルメニア地区。ここに行くと、旧市街の中にさらにアルメニア地区を囲む壁があり、夜になると門を閉め外出禁止になるのだとか。観光客に媚びる所など全くなく、主に居住地で、今でも中で、外界とあまり交わることなくひっそりと伝統を保っている。通りがかるだけの私たちみたいな観光客から見るとびっくりする位、感情的になる場所なんだろうなあ。



歴史的背景や今の生活も面白いけど、旧市街の風景も本当に素敵。
歩いていると本当に中世に戻ったような感じ。道行く地元の人の伝統的な衣装のせいだけでなく、車が通れない、クリーム色の石畳がうねうねと続き、コンクリートの建物などほぼない、昔そのまま(まあ昔といっても長い歴史だからどの地点かという問題はあるけどね)な感じ。
子供だったら隠れん坊大国じゃないか?!と思う程、3分も何も考えずに歩くと迷っちゃうところとか、本当に楽しい。私たちもこのせまい町で何回迷ったことか。わざと迷うと全然知らないところについて面白かった!


ホステルでもなかなか他でできない体験が。
丁度私たちが着いた時は、スコットでお休みだったこともあり(ユダヤ教のお休み中は毎週土曜も含め、公共交通機関がかなり動かなくなる)、どこもホステルはいっぱい。

私達が飛び込んだCitadel Youth Hostelも例外じゃなかった。でも、屋上なら空いてるとの事。夕方5時になると、人数分の薄いマットが屋上に並べられ、そこで寝れるようになっている、「屋上部屋」。面白いので、折角だからと50NIS払ってそこに泊まることにした。
実際、風通しがよくて、景色もエルサレムの旧市街を見渡せてとっても満足。
40人以上がごろごろと川の字じゃないけど並んで寝たよ。 合宿を思い出す...。

ただ、朝になって少し問題(?)が...。
午前5時には、モスクからの大音量のコーランと、町中に鳴り響く教会のベルで起こされ、6ヶ月以上も一滴も振らなかった雨が丁度この日、久しぶりに小雨でパラパラ降ったので、ダブルパンチで起こされた。まあ、でもコーランとベルで起こされるのは、贅沢だなあと思うくらい私は好きなので、苦じゃなかったけど。
ホステル屋上から旧市街を一望
雨はねぇ。ま、すぐ止んでくれたからいっか。イスラエルは、冬になると雨が降るらしい。(そして、緑に包まれるらしい。なんだか不思議)


エルサレムは全部で4日滞在したけど、個人的に心に残ったのは...
  • 聖墳墓教会の暗い、重い雰囲気
  • 岩のドームの美しいモザイク
  • 嘆きの壁の前でお祈りをする伝統的な衣装に身を包んだたくさんのユダヤ人
  • ホロコーストミュージアム (旧市街からバスで20分ほど)

  • 最後の晩餐があった場所(今は教会)で大泣きしている巡礼者
  • 美しい卵色の石畳の旧市街の道
  • ダマスカス・ゲートのすぐ外の屋台のシシケバブ
  • Linaの劇ウマのハマス
  • イスラム地区の活気溢れるマーケット
  • イスラム地区のパン屋さんで買う朝ごはん用パン
  • ホステルの屋根部屋

ダマスカス・ゲートすぐ外の安いケバブ屋さん








Linaのハマスはマジでウマイ♪

ブライアンと再会し、イスラム地区でまたシーシャ!
嘆きの壁を訪れていた素敵なユダヤ教一家

どっしりしたダマスカス・ゲート

滞在時に、旧市街のすぐ外で、イスラエル人にパレスチナ人3人が殺されたり、GAPとかいろんな公共施設とか観光客が集まるところはセキュリティを通らないといけなかったり、兵士が街角のいたるところで銃をひっさげてるなど、まだ血なまぐさい部分も多いけど、それもこの宗教的な重要な意味が大きいから。
普通に歩いている分には全く危険を感じないので、興味がある人は是非この荘厳な雰囲気を味わいに行ってほしいな。

イスラエルの写真はコチラ