2010年9月1日水曜日

Egypt: Dahab: 沈没しかけ~


[エジプト ~ダハブ~]


沈没・外こもり とは:

「物価が安く、社会的なストレスもない旅先の環境に慣れ切ってしまい、移動や観光もほとんど行わず1つの街や宿に長期滞在するバックパッカーの状態を日本語で「沈没」と呼ぶ。資金が尽きるまで、更にはインターネットを通じて利殖・金策してまで長期逗留する場合もある。最初から沈没を目的に国外へ行くことは「外こもり」とも呼ばれる。」
(http://ja.wikipedia.org/wiki/バックパッカー より)


コース終了。これでうちらもダイバー!
Dahab(ダハブ)に来て、早二週間。
本当は5日位でJordan(ヨルダン)へと移動するはずが、こんなに居座っちゃった。
到着したての時は、バックパッカー向けのレストランと土産物やさんが立ち並ぶビーチにゲンナリしてたんだけどなぁ。

でも、当初予定してなかったダイビングのライセンスを取る事になり(だって、この世界屈指のダイビングスポットで、Open Water Diverが$200、Advanced Open Water Diverが$180で、しかも円高で、安かったんだもん)、
スクールに通いながら、毎日毎日同じ150mの短い道(メインのレストラン・土産屋・ダイブショップ街)を歩き、
「今日、うちのレストランに来てよ。安くするよ」というしつこいお兄さん達とも、「ディナー一人15EGP(250円)なら食べるよ~。え?だめ?じゃあまた今度ね~」なんてやり取りを何十回も繰り返してる内に、
今では名前を呼び合って、「元気?」と言いながら握手やハグしてその日のダイビングの報告をしたりする程仲良くなり(勿論一応そこで食べるよう誘われるけど)、
ダイブショップのスタッフや、毎日通った裏通りの安い地元のFalafel (ファラフェル=ヒヨコマメなどを潰して丸めて揚げたもの。美味&ヘルシー!)やPopayeという他のサンドイッチ屋さんの素敵な笑顔のおじさんとも打ち解け、
インストラクター達の友達ネットワークに加わって一緒に飲んだりご飯食べに行ったりしている内に、なんだかとっても居心地が良くなって…。

夜はインストラクターの友達と飲みに
やっぱり、当たり前だけど地元の人との繋がりが増えると、そこに「属してる」という、自分も少しだけど溶け込めてる感覚がそこから離れにくくするんだろうな。きっと人間の本能にプログラムされてるんだね。
Sucre(スクレ)とかも同じ感覚だったなあ。


さて、二週間も海とレストランと土産屋しかない町で何をやっていたかというと、ほぼ、ダイビング&スノーケリング。


ダイブスポット「The Island」にて
最初、ダイビングなんて全く予定が無かったのに、今では2つもライセンスを取得し、0回のダイブ経験が、今では11回に…!!不思議。
当初、ダイビングした事がなくて怖くてお試しダイブ一回だけの予定が、話しを聞いている内にライセンスが取りたくなり、結局PADIのOpen Water Diver コースを始め、そこで終えるはずがも追加のFun Dive(コースではなく、ただ単にダイビングするだけ)で、世界でも有名なダハブのCanyon & Blue Holeというダイブスポットに行くことにし、更にそこで終わるはずが、ダイブショップが結構ディスカウントしてくれたので、Advanced Open Water Diver コースを終了するまでに…!!!


夜は疲れてぐったり~
朝8時半から夕方6時までびっちり理論の勉強とダイビング、その後夕食食べて、宿題(しながらいつの間にか寝てる)…という、6ヶ月間脳みそ使ってなかった私たちにはかなりシビアな生活だったけど、それも今ではいい思い出。

今では、ダイビング大好き!!

中でも私のお気に入りは、竜宮上みたいなCanyonと言われるダイブスポットでのダイブと、夜、懐中電灯を持ちながらするナイトダイブ。特にナイトダイブでは、日中全く見たことの無いものがた~~~っくさん見れて、面白かった!!!
(水中のカメラがなくてみなさんにお見せできないのが残念~~!)


ダイブスポットに移動する為の準備中
これも、Joeが最初「ただでさえお金ないのに、ダイビングの免許なんて…」と消極的だった私を、「絶対後悔はしないんじゃないかな。それどころか、きっと旅の忘れられない想い出の一つになると思うよ」と言って背中を押してくれたお陰。
そして、最後にJoeが言った、「今では二人で一から一緒に始めた共通の趣味ができて、嬉しい」というのは、本当にその通りだと思う。
インストラクターに、「初めてでここまで空気を長持ちさせられるのはすごい」と驚かれるほど何故か二人ともダイビングに向いていたみたいだし、しかも、いつも二人とも同じ量の空気がタンクに残るから、本当にベストパートナーって感じ(ダイビングでは、buddyルールがあって、パートナーと二人で一緒にダイビングするのが普通)だし。
これからどんだけ頻繁に続けられる趣味か分からないけど、なるべく続けていきたいなあ。

インストラクターのRyderと
一方、こんなに楽しくダイビングを学べたのは、ひとえにうちらのインストラクター、Ryderのお陰。他のキレイで大きなダイブショップが並ぶ中、 Octopus Worldという小さいダイブショップを選んだのは、アメリカの友達のお薦めだったからだったんだけど、ちょうど値段などをききに行った時インストラクターが出払ってて、呼ばれたのがフリーランスで今夏だけダハブに来て教えていたRyder。

彼のダイビングと海に対する情熱、海や魚の知識の深さ、教え方のうまさ、ダイビングする時の滑らかな動きから、本当に本当にたくさん学んだ。
本当は、まだまだ彼から色々学びたいんだけどなぁ。経済的に難しい…。
そろそろ、ダハブからも卒業しないといけないしね。


こうして、毎日毎日海にもぐり、感動してばっかりいたダハブ生活ももうすぐ終わり。
何回もここで暫く沈没してもいいな~なんて思ったけど。
今も既に、ホテルのオーナーに「もう一日伸ばしたいんだけど、部屋大丈夫ですか?」「あはは。また?大丈夫よ」という会話を何度も繰り返し、沈没気味だけど。


ダハブ観光街
嬉しいことに、日本での親友カップルがトルコで一週間合流してくれることになったので、9月末までにイスタンブールに行かないといけない。ある意味、目標があって良かった。
じゃないと、本当に沈没しちゃったよ。きっと…。
それぐらい、安くて心地良いんだもん。

ということで、今日はゆっくり、シュノーケルや洗濯やブログ更新をしながら過ごし、明日ヨルダン入りの予定。
また移動だああぁぁぁぁ!
重い腰をあげねば。


PS.因みに、数日前で旅に出て200日!早いなあ。

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