2010年3月4日木曜日

Argentina: El Chalten (Patagonia): ご飯とフィッツロイ

[アルゼンチン ~エル シャルテン(パタゴニア)~]

 あぁぁ~、感動!久しぶりのドリップコーヒー!!!


チリ、アルゼンチンではコーヒーと言えばカフェでもインスタント(勿論スタバは違うだろうけど、高いので行けず)。ここ3週間ほど、まともに米を食べずちゃんとしたコーヒーも飲めず、ちょっと辛かったので今日は思いがけずドリップコーヒーに出会えて感動したのであった。


このところ、朝はオートミールとインスタントコーヒー、昼はハイキングしながらりんごとクッキーとチョコとグラノラバー(左はグラノラバーを食べているわたくし♪)、夜は野菜とエンパナーダとか、レストランで食べた残りの肉を別の味付けにして野菜を添えて食べるなど、結構地味な食事ばかり。
やっぱりホステルで自分で料理して食べるほうがかなり安く済むからそれはそれでいいんだけど、ここ暫く滞在しているこの小さい町にはスーパーが少なく、更に新鮮な肉・野菜がとっても手に入りにくい。一昨日は緑黄色野菜が全くなく、昨日やっと凍ったニンジンと、ちょっとしなしなのピーマンをゲット。
肉は完全に諦めて、レストランに行ったときの残り物を持って帰ってきて調理。健康的だし安いからいいんだけど、そんな生活をしていると、前述のコーヒーやおいしい米など日本では基本的なものでも手に入らないものが恋しくなるのだ。

とはいえ、いっつも日本食を恋しがってるわけでもない。友達も私も、日本を出る前は和食大好きな私を心配してくれていたけど、伊達にアイオワに4年間いたわけじゃなかったというか、なければないで何とかやれるもの。勿論いつかは日本食レストランに行くとは思うけど。取敢えずは大丈夫!

話がずれたけど、昨日みたいに何かあると(昨日は一応パタゴニアで予定していたトレッキングを全て終了した記念)レストランで肉料理!!

ここら辺は牛肉は本当にどこでもおいしい。日本の霜降りみたいな美味しさとは違って、脂は少ないけど、柔らかく、肉臭さが全くない、おいしい牛肉。逆に豚や鳥は結構見ないけど。ともかく、今いるEl Chaltenのような観光中心の町ではなく、ブエノスアイレスまで出れば更に安く美味しい肉が食べられるらしいので楽しみ!


さて、食べ物の話はおいといて、いよいよ明日、El Chalten(エル シャルテン)を出てEl Calafate(エル カラファテ)に移動。Chaltenでは思ったより滞在日を伸ばし伸ばしして、ゆっくりすることができた。
お奨めスポットは、「Domo Blanco」というアイスクリーム屋さん、「El Viejo」という肉の美味しいレストラン(昨日の夕食はここ)、優しいおじちゃんとおばちゃんがやってるおいしいパン屋「Lo de Haydee」、自然食を売る「El Huemul」、お手軽でも美味しいレストランの「Ahonikenk」、後はワッフル専門カフェ、その名も「la Waffleria」(ここで前述のコーヒーを堪能)。(あ、食べ物の話に戻っちゃった。)
でもそれよりもChaltenの魅力は、Fitz Royまでトレッキングでいける、谷にたたずむ小さな美しい町だという事。
Torres del Paineみたいにわざわざバスで国立公園まで行く必要がなく、Fitzの周りの小さなトレッキングコースがたくさんある。キャンプしながら数日で周ることもできるし、日帰りで何回かに分けていくこともできる。うちらは時間があったから天気の良い日を選んでトレッキングに行くことができ、最高の風景を見ることができてラッキーだった。日帰りトレッキングをする時はある程度時間に余裕があったほうがいいんだなぁ。1月は雨ばかりだったというから、2月後半~3月のこの時期にパタゴニアに来れて良かった!


昨日は、800m(内400mはかなりの急斜面)の登りがあるコースを散策。雲ひとつない日で、文句なしの風景が次々と目の前に広がって圧巻!
急斜面も、Torres del Paineの最後の垂直に近いのぼりで痛めた膝をかかえてて面倒くさいな~と思ってたんだけど、痛みも数日で引いていたし見た目そんなに辛そうじゃなかったから結局Joeと登ることに。
実際Torres del Paineに比べたらそんなに大変じゃなかったけど、やっぱりちょっとキツかったなぁ~。それでも、行った価値は勿論あったので良い運動になりました。達成感から、夜の肉も美味しくいただけたしね。

パタゴニアと言えばTorres del Paine(パイネ国立公園)とEl Calafateから行くPelito Moreno氷河、そしてEl ChaltenからトレッキングするFitz Royの3つは結構な数の観光客が周るみたいで、行く先々でみんなこの3つにかけては情報交換しまくり。お陰で、パイネ国立公園もフィッツロイも効率よく見れた。本当はBariloche(バリローチェ)という湖地域に行く人も多く、そこもかなりお奨めらしいのだが、うちらはそのことを知らず、すっ飛ばしてCalafateからBuenos Airesに飛ぶ飛行機を取っちゃったからまた今度。



さて、比べる必要はなく、どこもいい所はあるんだけど、時々「時間が無いから一つだけ行きたいんだけど、どっちがいい?」と聞かれるので、取敢えず私が行ったパタゴニアのそれぞれの場所の率直な感想を書いておこうと思う。
Perito Morenoは、El Calafateから行くのでまだどんなもんかわからないけど、パイネとフィッツロイだったら、私はパイネ派かな。
周 りではパイネ派とフィッツ派で別れていて、どうも先に行った方に思い入れがある人が多いみたい。私としては、パイネの方が7泊8日、20キロのバックパッ クを背負って苦労して周ったという達成感と、見る所の多様さ(フィッツはフィッツロイがどどーんとあって、その周りを巡るのが主という感じ)が私の好みに合って いたのとで、パイネに一票。

でもやっぱりパイネもフィッツも良いし、移動中にバスから見える地平線が広がる何もない開放感溢れる風景も良い。
パタゴニアが見せてくれた全てのものに感動して、本当に来て良かったと思った。因みに、パタゴニアに行く準備をする時、日本語のページが少なくちょっと困った経験があるので、後でパタゴニアに関しては情報をまとめてHPからリンクをする予定。


ということで、昨日今日とトレッキングを終えたということで今まででは考えられないくらいの贅沢してるけど、また明日から節約生活!
今日は洗濯屋に洗濯物を出し(25ペソ)、これから最後のDomo Blancoのアイスを堪能する予定。Joeは、私の数独の本から一問頑張って解いてる最中。
休足日もそろそろ終わり、また次の目的地を目指して荷詰めだぁ~!

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