2010年6月27日日曜日

Costa Rica: Manuel Antonio: 野生動物天国!

[ コスタリカ ~マニュエル・アントニオ~]

61823時、Panama City(パナマ市)発の中南米最後の長距離バスに乗り込んだうちら。
最終目的地は、国立公園がある、Manuel Antonio(マニュエル・アントニオ)。

直線距離では結構近いんだけど、パナマからの直行便も無いし、途中のSan Jose(サン・ホゼ)方面とマニュエル・アントニオ方面に分かれる分岐点でも降ろしてくれない。なので、北のサン・ホゼまで一旦行って、市バスに乗り換えて、4時間来た方向に戻るしかない。
時間の無駄じゃ~!ま、仕方ない。

まずは、Costa Rica(コスタリカ)のサン・ホゼまで、16時間。
暑い暑いパナマを離れ、クーラーがギンギンにきいたバスは順調に午前5時半に国境に到着。

ちゃんとバス会社が時間を見計らって出発時間を考えてるかと思いきや、なんと暗い出国管理局のオフィスの前で眠い中、立ったまま開くまで1時間半も待たされた!そんならもっと遅くに出発すればいいのに~。
ここで初めて、出国時の荷物チェック。荷物を並べて、かわいい犬がお仕事しているのを眺めること1分。あっと言う間に犬はどっかに行ってしまい、今度は荷物の中を開けての荷物チェック。バックパックの中身を掘り返すのが面倒くさいのか、外国人だからなのか、うちらはバックパックを開けもせずに通してくれた。
この時点で既に7時半!

時計を一時間戻して(時差がある為)、次はコスタリカの入国手続き。
200m程歩いて国境を越え、こちら側は24時間開いている入国管理局へ。しかし、すぐに入国審査は終わったものの、ここでも荷物チェック担当がタラタラと来るのが遅かった為、また1時間待ち。結局、パナマと同様、うちら二人の荷物は開ける事もなくすんなりと通してくれたけど。
最終的に、国境を出たのは8時半。う~ん、ちゃんとサン・ホゼに時間通りに着くのかな?!

…着いた!時間通りどころか、30分も早い、2時半到着。
やっぱり、出発時間を見直したほうがいいと思う…。

さてそれはともかく、サン・ホゼに到着したのは良いんだけど、大きなターミナルではなく、Ticabusの自社ターミナル。そのままマニュエル・アントニオに向かう私達は、市バスが出る Coca Cola Bus Terminalに行かなきゃいけない。面倒だにゃ~。

まだ両替していなかったけど、コスタリカは、レートはともかく、大体どこでもUSドルが使える。
タクシーに5ドル払って、コカ・コーラ バスターミナルへ。
実はそんなに遠くなく(運ちゃんは一生懸命遠回りしていかにも遠そうに見せてたけど)、5ドルは激高だったと知った時は後の祭り。
ま、そんな事で悔しがってたら旅はできない。むしろ、自分の甘さを反省せねば。

無事、ターミナルについたけど、ここ、とてもメインバスターミナルに見えない位、整備されていなく、ちょっと汚い。ピンク街が近くにあるとかで、治安があまり良く無いそうな。あんまり危険は感じなかったけど…。色んな人が親切にバスチケット売り場とか、どのバスがどこ行きなのか教えてくれたのは嬉しかったな。

次のマニュエル・アントニオ直行便(片道3時間半)は6時半で4時間も待たなきゃいけないと知り、呆然としてると、バスのチケットカウンターのおばちゃんが親切に、一町手前のQuepos(ケポス)行きのCollectivo(コレクティーボ)なら4時間半かかるけど3時には出ると教えてくれ、それに乗ることにした。

コレクティーボだから、ちっさいワゴンかと思ってたら、普通のバスだった!色んなところで人をピックアップするからコレクティーボと呼んでるらしい。
まだ両替できていなかったから、USドルで運転手さんに直接払い(直行便はチケットを窓口で買わないといけないけど、コレクティーボは直接運転手さんに払う。おつりは、コスタリカコローネスで返してくれた)、無事乗車。

町を出てすぐに熱帯雨林に囲まれた道路に入り、途中何回か止まりながら、夜7時半にはちゃんとケポスに到着。暗くて雨も降ってたので、バスではなく、タクシーで5分ほどのマニュエル・アントニオのホテルまで5ドルで移動。パナマを出て、約21時間後、やっとホステルにチェックイン!
ふぅ~。お疲れ、うちら!

次の日、早速朝6時に目が覚め、外に出ると…猿が!!!いきなり感動。
この村、マニュエル・アントニオは既に熱帯雨林に囲まれていて、野生動物が自由に村の中をうろうろしている。
ホステルのオーナーの女性はとってもいい人で動物好き。
ホステルには、猿に加えて、ハチドリ、イグアナ、ナマケモノまで兎に角多彩な来客があるらしい。

マニュエル・アントニオ国立公園は、そのアクセスの良さと野生動物が比較的見つかりやすい事からか、観光客の足が絶えない。小さなマニュエル・アントニオ村は、ホテル、ホステル、レストラン、バーがずらりとならんで、ちょっとバリのクタを思い出した。
私達は、そんな村並みを眺めながら、35円程のバスに乗らず、徒歩30分ほどかけて公園へ。だって、行く途中に動物が見えるかもって言われたんだもん。結局、うちらの目が慣れていないせいか、見つからなかったけど。

高めの入場料、一人10USドルを払って入場。
それから午後3時半まで、ジャングルの中を歩いたんだけど、ひっきりなしに野生動物に遭遇して本当に面白かった~。動物園みたいだったけど、自分で探さなきゃいけないのがまた楽しかった。
子供を連れてきていた観光客もいっぱいいたけど、子供にとっては本当に面白いところだろうなあ。

多くの観光客は、ガイドをつけたほうがいいと言うけど、ここでは、ガイドをつけないで自力で見つけるほうがずっと楽しいと思う。
メインの道は広くて、そこでもたくさん動物に遭遇するのは遭遇するんだけど、人が多いのでうちらは人気の無い脇道にいくつか入ってみた。
これが大正解!そこの方が静かだし、もっと近くで動物を見れて、満足度大。

6時間半の間に見た動物は…

大中小トカゲ: 21
緑のトカゲ: 1
Jesus Lizard(?): 1
(キモイ!)百足: 3
緑の細長い蛇: 2
金のデカ蟻: 3
ホワイトフェイスモンキー: 2
蜘蛛: 2
ナマケモノ: 5
イグアナ: 6
キツツキ: 1
狸: 2
Aguti: 2
でっかい蚊?!: 1
森に住むでっかいきれいな蟹: 2

など。

テンションがあがったのは、ナマケモノ、蛇、イグアナ!

ナマケモノって、本当に動きがお~~そ~~~~い~~~~。見てて笑っちゃう動物ってなかなかいないよなぁ。とっても間抜けでかわいい。
フンをする為に二週間に一度地面に降りてくるとか(なんで上からしないのかな~)、肉がまずすぎるから他の動物に狙われないとか、目が悪くて音にしか反応しないからこっちが近くで何してもあんまり見えて無いとか、普通の顔が笑ってるように見えるとか、子供が捕まりやすいように背中の一部は生まれつき禿げてるとか、突っ込みどころが満載のナマケモノ。
お陰で、私のコスタリカの想い出は、ナマケモノになってしまった。




一方、蛇には、脅かされたなぁ。
人気が無い細い道を歩いてると、目の前に首だけ90度も高々と持ち上げて、こっちを見てる奴が!目が合った瞬間、思わず叫んじゃった。
後でよく見たら、鮮やかな緑で、しかも目も頭の形も丸く(=毒をもっていない)て安全で、体はなが~く、静かにすらすらと木を伝っていくとっても上品な蛇だった。私もきっとびっくりさせちゃったよね。ごめんね~。



イグアナは、見つけるのが難しいと思いきや、普通にメインのでっかい道の真ん中にドドーンと座ってらっしゃった。あんまり動かず、じーーーっとしてるので安全かと思いがちだけど、実はイグアナは凶暴にもなるので、みんな遠巻きに写真をパチリ。
国立公園は、海に面してる部分もあるので、ビーチのほうに歩いていくと、ビーチを囲む木々の間にいっぱいイグアナちゃんがいらっしゃった。森より暑い砂がお好きなのかしら?!



今回は時間がなくて、アクセスの良い、観光客がいっぱいのこ の公園にしたけど、意外とたくさんの野生動物を目にし、中南米の最後の最後にこんな想い出に残る所を選んで二人ともとっても満足だった。
他の動物の写真もご覧あれ~!












今度地球のこっち側に来たときは、もっと余裕を持って、観光 客の少ない、秘境ジャングルにも足を伸ばしたいなあ。
さて、次の日、また4時間のバスの旅を経てサン・ホゼに向かい、更にその次の日は、いよいよ北米へ。

中米は駆け足だったので、次回来たときは、じっくり、パナマからメキシコまで堪能したいな。

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