2010年6月13日日曜日

Colombia: Cartagena: 急な別れ

[コロンビア ~カルタヘナ~]

計らずして、急な別れが訪れた。


カリブ海に面する、北Colombia(コロンビア)のコロニアル・タウン(元植民地で、西欧の影響が建築などに強く現れていて、大体旧市街が今でも保護されている)、Cartagena(カルタヘナ)。
初めての、カリブ海。

Santa Marta(サンタ・マルタ)、Tayrona(タイローナ)、Taganga(タガンガ)。
そして、勿論カルタヘナ市内のPlaya Boca Grande(ボカグランデ ビーチ)。
カルタヘナ周辺は、その美しいカリブ海のビーチと、ダイナミックな景色が広がる国立公園が海まで伸びていることから、見所がたくさん。
特に、国立公園内の静かなビーチ、タイローナは、みんなに「絶対行きな!」と薦められる、すごくきれいなビーチ。更に、そこまで行くのに、水5Lと食料を担いでジャングルの中の道を抜けて行かなきゃいけず、また夜は蚊に襲われながらもハンモックで眠るという、さらに隠れ家ムード満点の、すごく楽しそうな所。
少なくとも、サンタ・マルタ、タイローナだけでも5日はほしかった。

なのに。
丁度スケジュール的にばっちりな、サン・ブラス島郡経由パナマ行き5月16日出発のセーリングボートがない!!!!!!!

いや、実はあった。
ホステルのおねーちゃんがわざわざ5月16日出発のボートのCapitan(Captain=船長)をホステルまでよんでくれて、面接(?)をしたのだ。
コロンビア人のちっちゃくて若い、27歳の船長、Tilson(船名は Windsurfer)。アメリカ人彼女兼クルーも一緒に来てくれ、スケジュールの説明をしてくれたり、写真を見せてくれたり、とってもフレンドリーに説明してくれた。
うちらも、その場でほぼ決めかけた。

んだけど、やっぱり国境越えでもあるし、何しろ船だし。もうちょっと情報収集をすることにした。
で、ここはやっぱりGoogleでしょう。
調べたら、あんまり情報はないものの、いくつかのブログでは、この船長、あんまり評判よく無いじゃーん!
結構適当で、スケジュールが変わるとか、出発日の変更があっても連絡をくれなかったとか。でもそれは、アメリカ人彼女が色々助ける前で、まあスケジュール変更ぐらいなら別にいいかも~、と気楽に考えてたら…一つ、気になる記事が。
「この船長の兄弟は、以前麻薬の密輸をうんたらかんたら…」

うーーーーーーーん。
船長とは、全く関係ないのかもしれないけど。でも、万が一その密輸が私達の乗ってるボートでされてたら…いやじゃ~!!!


でも、まあインターネットの情報をまともに受け止めるのも危ないので、次の日、うちらが泊まってたホステル(Casa Venecia)のある、バックパッカー宿街のGetsemani(ヘッツェマニ)の中で、どの船長からもコミッション(賄賂)を受け取らず、独立して本当にお薦めのセーリングボート情報を提供してくれる、Casa Vienna(カーサ ヴィエナ、その通り、オーナーはオーストリア人)へ。
うちらの船長について聞いてみたら、「うーーーーん。お薦めしない」と言われた。
この人たちが言うなら本当だろう。

そこで、じゃあ他に16日辺りで他に出る船があるかきいてみたら、もう満員だと。
セーリングボート情報が記入してある受付のホワイトボードを見ながら、「明日6月12日発か、その次は6月18日ね」。
6月18日だと遅すぎる。そうすると、明日…かぁ。

勿論、いつも通り、緊急会議。
Joeとカフェに駆け込み、タイローナを諦めるか協議。
結論として、6月22日ごろにはアメリカに発ちたいこと、サン・ブラス島郡は確実にタイローナよりきれいなビーチである事、そしてコスタ・リカでジャングルを体験できそうな事を考えて、結局明日出発することに。

すぐCasa Viennaに戻り、その旨を伝えると、隣のカフェでコーヒーを飲んでいたオーストリア人船長、Fritzに面会させてもらえることに。
この船長は、感情がいきなり爆発するかも~というレビューがあったものの、安全で頼りになる船長という事でいろんな人が口コミをしていた為、どんな感じかな~と思ったら、ガハハと笑う、楽しそうで頼りになりそうな船長だった。
すぐパスポートをもってこいと言うので、ホステルに取りに帰って船長に預け(船長が責任を持って、出国と入国スタンプをもらうのが普通)、私達はそのままコロンビア最後の時間を、せめてコロンビアのビーチを見ようとBoca Grandeへ。

こうして、計らずしていきなりコロンビアへ別れを告げることになった。
それだけならまだしも、コロンビアへ別れを告げると言うことは、南米にも別れを告げることになる。
あまりにも急すぎて、二人とも呆然としてしまった。

ボカ・グランデで、海を眺め、有名なフルーツサラダを食べ、「これで私達の世界一周旅行、南米編が幕を閉じるのかあ」と感慨にふけった。

2月に日本を出発して4ヶ月、あっという間だった。
本当に色んな体験をさせて貰った、南米。
もうすでに、私達の「次回の南米で行きたい所リスト」は長くなってしまっている。
また戻ってこなきゃ。

本当にありがとう、南米。
楽しかったよーーーー!!

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