2010年10月7日木曜日

Bulgaria: Plovdiv: キリル文字

[ブルガリア ~プロブディブ~]

夜行はやっぱりキツイ~
夜行バスからイスタンブールとBulgaria(ブルガリア)の首都・Sofia(ソフィア)の真ん中に位置するPlovdiv(プロブディブ)で降ろされたのは、朝5時半。
真っ暗で右も左もわからないので、取り敢えずバス停の待合室に避難。
うーん、国境でも寒かったけど、やっぱりここも寒い!!

さて、待合室に行ってショックだったのは「何も読めない~~~!!!」だった。
そう、ここはキリル文字の国。中東でアラビア文字が読めないのは覚悟してたけど、キリル文字は心の準備が足りんかった。
うーん。でも、文字は英語やドイツ語のラテン文字と似ていて、アラビア文字ほど学ぶのが不可能というわけではなさそう。と言う事で、眠い頭をたたき起こし、夜が明けるまでの二時間の間に勉強することにした。

B..N...P... あ、BNP Paribaだ!
教科書は、ガイドブックのたった一ページの会話集。
"Thank you" とか "Good morning", "how much is...?"といった会話がキリル文字のブルガリア語と、その読み仮名が英語表記であるので、キリル文字と英語表記を暗号のように組み合わせ解読しながら、なんとかほぼ全部の文字の読み方をマスター(?)。
白々と夜が明けるころには、バス停を見渡して見えるポスターやチケット売り場の行き先を読めるようになっていた。「ぷ…ろ…ぶ…でぃ…ぶ…。あ、ここのバス停の名前じゃん!」ってね。文字を習い始めた赤ちゃんレベルの感動を再経験。

道端のキオスクでカフェタイム
さて、ソフィアまで行かずにプロブディブで降りたのは、北にある古くてきれいな町だと噂を聞いた、Veliko Tarnovo(ベリコ・タルノボ)を目指すため。
なので、ベリコ・タルノボ行きのバスに乗り換えなきゃいけないんだけど、どうも同じバス停から出ているわけではないらしい。
外に出て町の人に聞いてみるや、老人も若い人も英語を話す人がいない!!プロブディブ、ブルガリアで二番目の都市なのに。東欧ではみんな英語を話すって聞いてたのに。私たちが全くブルガリア語を知らないのがいけないんだけどさ。
でもなんとか、親切なキヨスクのおばさんと片言の英語で話し、もうひとつの大きなバス停に行く市バスの番号を教えてもらった。ほっ。

バス停についたものの、丁度ベリコ・タルノボ行きの8時半発のバスが出てしまったので次の13時半発のバスまで待たなきゃいけないとの事。結構時間余っちゃったねえ。
でも、8ヶ月も旅をしてると、5~6時間の待ち時間なんてへっちゃら!バス停の待合室に座っていくらでも時間を潰すことはできる。でも、プロブディブは旧市街があるとガイドブックに載っていたので、荷物をバス停で預けて散策することにしてみた。


寒い、小雨、グレーの空、グレーの町並み。まさに、東欧のイメージ通り!
ベルリンに住んでたときは、もと東ベルリンだった地区だったから、そこを思い出してなんだか嬉しくなっちゃった。
旧市街まで2kmぐらいかな?ドナウ川(!)を渡り、「旧市街らしい」、狭い石畳のくねくねした道を歩き周り、教会やモスク(さすがトルコの隣!)、歴史的な劇場を見て回った。でも、そんなに「おお~!」という程の旧市街ではなく、なんかあっという間に観光は終わっちゃったけど。

そんなこんなで、無事ベリコ・タルノボに着いたのは、午後4時半。
いよいよ、東欧での新しい試み、カウチサーフィン(以前ボリビアのラパスで一度やったきりになっていた)の始まり!
今回は、なんとか長い旅の後、ヘトヘトになってカウチサーフィンのホストのHristo(二十歳)の家に到着。着いてみてびっくりしたのは、うちらも合わせて計7人のカウチサーファー(オランダx2、香港x1、イスラエルx2、うちら二人)がいたこと。寝袋、ベッド、カウチをそれぞれ宛がわれ、うちらはリビングのカウチに寝ることに決定。


シャクシューカ、大好き!
この日は、イスラエル人姉妹がイスラエル料理を作ってくれるとの事で、着いてから晩御飯までの数時間は他のサーファーと情報を交換しながらリラックス。ふぅ~。
久しぶりのカウチサーフィンだったけど、やっぱり楽しいな。おいしいご飯(この日は、私たちの好きなイスラエル料理、シャクシューカ!)も食べられたし。Hristoとルームメイトのベルギー人のアーニーの友達が15人位遊びに来て一気にたくさんのブルガリア人学生と知合えたし。
相手は学生なので、当然遅くまでみんな飲んでて(欧州は飲酒年齢が低いのだ)、パーティーが終わったのが夜中二時。それまで、どんなに疲れていてもカウチで寝れないのがカウチサーファーの辛い所!まぁ、でも久しぶりに若返った感じがしたよ。うん。
リビングのカウチからお休み~
8ヶ月間、どんなに頑張ってもどこの国でも(アメリカの実家にいた時以外)予算以内に抑えられなかったので、カウチサーフィンを始める事にした私たち。既に地元人と知合い、地元人の住宅地に泊めてもらい、今までとは全然違う経験が始まってる!
これから、どんな人に会うのかな~。楽しみ♪

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