2010年10月25日月曜日

Romania: Timişoara : ルーマニア版秋の行楽

[ルーマニア ~ティミショラ~]

長いバスの旅を経てTimişoara(ティミショラ)に着いたのは、そろそろ日も暮れようという時。Corinaが気を利かせて、携帯電話のない私達(緊急用に日本のはあるけど、ヨーロッパで使うとかなり高い)の為に次のホスト、Radu(ラドゥ)に電話をして、Raduとバスの運転手とで私たちをどこで何時ごろ降ろすか連絡を取るよう手配してくれた。
そして、ティミショラに入って間もなく、運転手さんが道端で停まったかと思うと、「そこの二人、ここで降りなさい」と降ろされちゃった。
ちょっとびっくりしたけど、ちゃんとそこではRaduが待っててくれ、笑顔で私たちを迎えてくれた。

ティミショラは、ただの通過点としてしか考えてなかったので、特にガイドブック等で予習もせず来たから、Raduに「どんな目的でティミショラに来たの?何か観光したいものとかあったのかな?」とか聞かれたときは、とっても申し訳ない気持ちになってしまった…。
もうこの時点では、今までのホストのお陰で、ルーマニアの代表料理も食べつくしてたし。

ハイキングコースからの眺め

結局、滞在中の二日間で観光したのはちょっとだけで、一日は友達のSteveの運転でRomaneşti(ロマネシュト)という村の洞窟で行われるというクラシックコンサートに行くことにした。秋のイベントとして、紅葉の中を1.5km、ハイキングした後に辿り着く洞窟でクラシックが聞けるというわけ。大盛況で、老若男女様々な人が来ていて、結局数千人も集まったんじゃないかなあ。洞窟の中は広くて一応みんな入れたけど、残念ながら入り口は大渋滞、しかも結構雑音が多くて音楽はほとんど聞こえなかった…。このイベントはまだ数回目らしく、しかも今回は予想以上に人が集まってしまい、準備が整っていなかったみたい。でも、ハイキング+洞窟でのコンサートなんて素敵なアイデアなので、今後もどんどん改善されていってほしいな。

Raduとお友達と
洞窟はここ~!




音楽に聞き入る人間とこうもりたち



ハイキング途中にあった教会から出てくるおばあさん達
コンサートの後はRaduの手作りホットサンドでピクニック

ところで、次の日行く予定の次の目的地、Serbia(セルビア)のBelgrade(ベオグラード)でのホストがまだ決まっていなかったのが、ちょっとストレスになっていた私達。 その事をRaduに話すと、ちょうどベオグラードのカウチサーフィンメンバーが観光でティミショラに来てるから、会ってカウチがあるか訊いてみたら?と言ってくれた。どうも、Raduも直接は会った事はないらしいけど、カウチサーフィンを通してネット上で友達の人らしい。

ベオグラードのカウチサーフィンメンバーには5人ぐらいにリクエストを数日前に送っていたのに、一通も返事がなく、ちょっと諦めていたので、「Raduのとこにお世話になってて、次のベオグラードでカウチがなく困ってるんだけど、お世話になれませんか」とお願いしたら、うちらのプロフィールを確認する事もなく、すぐに「いいよ~!」と返事が返ってきたときはほっとした~!(普通は、やっぱり信用問題なので、お互いプロフィールを確認するのが普通なんだけどね)次のホストは、Rade(ラデ)。Raduと名前、似てるなあ。

Radeは、温和な40過ぎのおじさんで、観光でティミショラに来ていたにも関わらず、わざわざベオグラードに夜行バスで帰る前に少し会う時間を作ってくれ、自己紹介をしたり、家までの道順を教えてくれたり、とっても優しい人だった。

こうして、短いティミショラの時間はあっと言う間に過ぎ、いよいよルーマニアを去るときが。カウチサーフィンのお陰で地元の人とふれあい、おいしいものをいっぱい食べ、普通の観光ではなかなか見れないルーマニアが見れたと思う。



思ったよりも長い1ヶ月という滞在期間だったけど、かなり楽しかった~~!ルーマニアを後にするのはちょっと寂しいけど、がんばって前をみて進んでいかなきゃね。
さあ、次はいよいよ旧ユーゴスラビア、セルビアに突入!

0 件のコメント:

コメントを投稿