2010年11月18日木曜日

Hungary: Budapest: 邦画三昧、写真三昧

[ハンガリー ~ブダペスト~]

Paulが早速ハンガリー料理屋へ連れてってくれた
7時間の列車の旅でちょっとお疲れ気味の私たちを駅で迎えてくれたのは、次のホスト、Paul。仕事の後にわざわざ迎えに来てくれたPaulの家は、駅から地下鉄でわずか数駅の町の中心にある、とってもモダンできれいな1DKのアパート。
今回、彼にカウチリクエストを出したのは、彼のプロフィールに「アジア文化にすごく興味あり」って書いてあったから。宿を提供してもらうお返しに、うちらも何かアジア文化について色々知識を提供できるかな~と思って。



子供のときから夢見てた本場のGoulash!
Paulは静かで、オンラインゲーム好き。でも、旅人に会うのは好きみたいで、「お茶作ろうか?シャワー浴びる?タオルある?」と、常にこまごまと気を遣ってくれた。着いた日は早速ハンガリー料理レストランに連れて行ってくれたり、料理ができないけどこれなら、と自慢のホットレモネード(美味!)も作ってくれたり。
そして、本当にアジア文化(特に韓国・中国・日本)好きで、映画からアニメから歴史まで色々知ってて、びっくり。

旅先で私が日本人だと知ると、知ってる人はみんな目を輝かせてクロサワ、宮崎駿、北野武
のあの映画が好き、この映画が好きと話してくれるんだけど、私は恥ずかしながら、ジブリ映画ぐらいしか邦画は観た事ない(そもそもあまり映画自体観ないからなあ)ので、いつも申し訳ないと思ってた。その話をPaulにすると、日本の映画もいっぱい持ってるから時間がある時に観ていいよと言ってくれた。



オルゴール弾きのかわいいおばちゃま
さて、行った事ある人に会う度に、チェコのプラハと並んで、「ブダペスト、超おすすめ!」と言われてたんだけど町を歩いてみて私たちも同感。最初は、なんで他のヨーロッパの町と違う印象を受けるのがよくわからなかったんだけど、一日二人で歩いて600枚も写真を撮ってる内に、ちょっとわかった感じがした。


多くの「旧市街・新市街」と分かれているヨーロッパの街とは違って、町のほぼ全てが古い建物で、しかもその一つ一つがどっしりとでかい。一角全てがひとつの建物、なんてザラ。そして、ちゃんと手入れされている。バルコニーには鮮やかな花が咲く鉢が飾ってあり、窓は新しくてピカピカだし、壁もヒビひとつない。今まで訪れてきた東欧の国に比べて、国が安定していてリッチなんだろうなあ。
街角で演奏するおじさま達
歴史が残る一方、ご飯がおいしかったり、伝統音楽が街角で流れていたり、市場もとっても賑やかで、現代の生活も伝統的な独特の文化の延長にあって、地元の生活を楽しめるのもいいところ。
東京でお金を貯めて、ここで数年素敵なアパート借りてすむのも楽しいかもなあと思った。ハンガリー語は難しいけど。(でもハンガリー語は、フィンランド語やトルコ語と同じで、日本語と同じ言語源らしい。不思議)




ハンガリーの街角
活気溢れる市場は新鮮な食品がいっぱい

市場には民芸品も


どこを歩いてもロマンチックで素敵なんだけど、お薦めは、大聖堂と、聖マティアス教会、そしてドナウ川沿いと(もちろんまたまた)城塞。

聖ステファン大聖堂

屋根のタイルがいかにもハンガリーっぽい、聖マティアス教会


丘にどっしりと建つ城塞


ゆったり流れるドナウ川沿いに散歩すると気持ちいい



Paulの友達が日本語を勉強しているから是非会いたい、という事だったので、いつ会うのかと待ってたんだけど、試験がちょうど重なったらしく、うちらの滞在を延長できないか、と頼まれた。Paulの家は居心地良いし、ブダペストは散歩してるだけでもきれいで楽しいので、二泊滞在の予定だったのを、五泊に延ばしちゃった。
情緒溢れる(?)窓
おかげで、ちょっと駆け足が続いていたので、一日何もせず家でゆっくりする日を設けたり(これが長旅してると意外と難しいのだ~)、Paulの友達と会ったり、ゆったりと五泊ブダペストで過ごす事ができてよかった。

そして、その間になんと4本も邦画を観てしまった。
普段から映画は一年に数本程度しか観ない私が、今まで見たこともない邦画を、5日で4本!!すごい記録だ。
ちょうど日本のカルチャーウィークか何かで、なんと無料で映画館でクロサワ映画を日替わりで一週間上映していたので、聞いたこともなかったけど、「天国と地獄」というのをまず映画館で鑑賞。そのあと、Paulの邦画コレクションの中から、「羅生門」、「紅の豚」、「下妻物語」を鑑賞。
邦画も結構楽しいかも、と思った。これからも機会があったら観ようっと。それにしても、こんなに遠くまで来て、邦画をこんなに観て、邦画への価値観が変わるなんて、人生どこでどんな経験をするかわからないもんだなあ。


こうして、600枚+さらに数百枚の写真の整理にてこずりながらも、見所満載のブダペストでゆっくり体力をチャージ。そして、まだまだ北上は続く...。



● 写真: ブダペスト

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