2010年11月24日水曜日

Austria: Vienna: ザッハとの再会

[ オーストリア ~ウィーン~]

Rathaus(市役所)前のマーケット
Bratislava(ブラティスラバ)からわずか一時間ちょっとで行ける、Wien (= Vienna = ウィーン)。

列車で国境を越えると、ふっと肩が軽くなった気がした。
訪れる場所がどんな感じか、勝手を少し知ってるとやっぱり気が楽なのかな。と言っても、最後にウィーンに来たのが約10年前だから、記憶もそんなに定かではないけど…。
全くわからない東欧言語から、ガラッと一変、理解可能なドイツ語になったという方が大きいかもしれない。中東、東欧とほぼ何も理解できない言語圏を旅した後に入った、ドイツ語圏。
言語のストレスのほうが大きかったのかもしれないな。


さて、私の中でウィーンと言えば、ザッハトルテ、Schloss Schönbrunn(シェーンブルン宮殿)、そしてStephansdom(シュテファン大聖堂)。
昔は若かった…とにかく有名な観光地だけ行ってたからこんなリストになっちゃって…。はは。


Hotel Sacher
そうは言っても、今回も漏れなく楽しみにしてたのが、ウィーンに来る度に絶対行く、Hotel Sacher(ザッハホテル)のカフェ。私の中で、最優先事項。

ウィーン初めてのJoeに、繰り返しここだけは外せないと宣告していたホテル・ザッハのカフェ、滞在二日目にして多々ある観光名所もそこそこに、早速行って来た。
いやあ、さすが歴史の古い街、10年そこらじゃ変わらない! ザッハトルテも一緒。
ただ、人気だけはどんどん上がってるらしく(ガイドブックへの記載が多くなったのかな)、行ってみたら以前はこんなに混んでなかったのに、すごい行列だった~!
しかも今回は日本人観光客も増えててちょっと日本語が盗み聞けた。むふふ。日本語を聞いて嬉しいってのはなんか変だけど、暫く日本生活から離れて時々日本を垣間見ると、ちょっとテンションが上がる~。
旅してるとほぼ英語だし、Joeとしか日本語を普段話さない(=ちょっと崩れた日本語)ので、なんだか嬉しいのだ。

変わらずうまいっ (涙 クリームがおいしい
ここホテル・ザッハのカフェの良いところは、味は勿論、「ロココ~!ヨーロッパ~!」って感じの豪華さを「体験」できること。
ケーキ食べに来ただけなのに、オペラハウスに行ったときを思い出させるような…。大袈裟?!
重いドアに、華やかでも落ち着いたインテリア、そしてクローク(貧乏旅人には数ユーロのクローク代は痛いんだけどさー)、格調高いサービス。さっすが~!
こちらの一張羅は、ジーンズにスニーカーなので申し訳ない。

そして、いよいよ、ザッハトルテと再会!
初めてここで食べた時、ザッハトルテは勿論、添えてあるクリームの質の高さに強烈な印象が残ってたんだけど、今回もまーーったく変わらず、なんだか懐かしくて、一口目、思わず涙が出そうになった(またまた大袈裟だけど、そう、私はとっても涙もろいのさ)。
コーヒーの香り高さが、また濃厚なチョコレートと絶妙なハーモニーを奏でて、もう幸せ♪

ありゃ、久しぶりに日本人っぷり満開に食べ物について長々と語っちゃった。
アジア人は、本当に食べ物の話題が好きだと言うのもこの旅で再確認。アジア人に会う度に、最後には食べ物の話になり、延々と1時間以上も話してられるし。旦那によくからかわれる…。


今回のホスト、Verena(左)とWerner(右)
さて、今回明らかに以前来た時と違ったのは、カウチサーフィンをしたと言うこと。
もうこれを読んでくれてるみなさんにはお馴染みのカウチサーフィン!
今回も、また素敵な出会いだった。

今回のホストは、Werner(ヴェルナー)とVerena(ヴェレナ)のカップル。
二人ともボランティアに近い仕事をしながら勉強中で、とってもおっとりしていてスイート。でも、大の旅好きで、色々な所を旅していて、話を聞いていてとっても勉強になった。

Naschmarktのトルコ食品屋さん
二人が住んでいるのは、郊外からウィーンに引っ越して来る人の一時住居的な(東京で言うウィークリーマンション?この二人は、いつか引越ししようと思いつつも、結局4年もここに住んでるらしいけど)アパート。1DKという狭さながらも、快くカウチサーファー達にカウチを提供してくれてる優しい二人。

一緒にご飯を作ったり、TVを見たり、時間を取ってオーストリアのバーやNaschmarkt(ナッシュ市場)に観光に連れて行ってくれたりと本当によくしてくれた。今後インドに行くと言ったら、いろいろインドの情報も熱心に教えてくれたし。
いつか日本にも来てほしいなあ。色々と連れて行ってあげたいとこばかり!


ザッハトルテの後は、Joeが今回ウィーン初めてだったので、一通りの超観光名所を回ってみた。

特にシェーンブルンが気に入ったみたい。
やっぱりでかい!超ロココで派手!
彫刻ひとつとっても、とっても華やかででかい。
散歩するのにちょうどいい大きさでもあるし。入場(城?!)無料だし~。
曇ってたのが残念だったなあ。
ここは、ベルサイユ宮殿を真似て作ったらしいので、いつか是非ベルサイユのほうも見に行かなきゃ。

Glorietta側から撮った宮殿
タイマーに失敗。後ろはグロリエッタ
もう一つ、Joeが気に入ってた様子だったのが、Hundertwasserhaus(フンデルト・ヴァッサー・ハウス)。建築家、フンデルト・ヴァッサーが建てた、ぐねぐねの建物。
もちろん今でも普通のアパートとして機能している。
ちょっと行きにくいのが玉に瑕なんだけど。
建築が大好きな観光客
ちょうど良い椅子になる、建物前のぐにゃぐにゃ道
あとは、とにかく町の中を歩き回った。

もちろん、クリスマスマーケットも行きまくり~。
特にRathaus前のはでかくてきれいだった。
冬のヨーロッパは寒いけど、クリスマスマーケット巡りができるのは嬉しい♪ ビンボーなので、何を買うわけでもなく、歩いて見てるだけなんだけど、この温かな光とGlühwein(グリューヴァイン=ドイツのスパイスで味付けしたホットワイン)に惹かれるのよね~
そうそう、びっくりしたのが、伝統を大切にするお国柄か、ここオーストリアのクリスマスマーケットは、12月6日の聖ニコラス祭が終わらないとオープンしないそうな。
他の国でクリスマス商戦が年々早くに始まってるのに、そういう所が回りに流されてなくてなんだか嬉しい。
メルヘンチック

寒い日はやっぱりCurrywurst!(カレーソーセージ) 私の青春の味だわ~♪
かわいい看板発見
ステファン大聖堂のツリーの飾り付けをするサンタさん
ステファン大聖堂の模型で遊ぶ観光客
ウィーンではWienersnitzelは欠かせない!Naschmarktで安く。
体験型博物館、Haus der Musik
Haus der Musikではウィーンフィルがあなたの指揮に合わせて演奏してくれる!

Naschmarktで和食も食べちゃった
一方、今回、私も初めて行ったのは、ウィーンのワイナリー。
Wernerによると、世界で、市内に(厳密には違うけど)ワイナリーのある街の中で一番大きいのがウィーンだとか。
でも、確かにウィーンの郊外にある丘はすべてブドウ畑だから、すごい!
トラムやバスで行ける範囲だから、近い、近い。

丁度、寒すぎない快晴の日だったので、ウィーン市街を一望できる丘の上から写真を撮りまくって、ワインをテースティングするお金がないのでワイナリーとレストランを素通りしながら、ブドウ畑をゆっくり散歩デートして町に戻ってきた。楽しかった~!


どこにカメラを向けても絵になるウィーン。
今度は、もうちっとお金を持って、ちゃんとウィーンフィルでも聴きにいかなきゃ!



● 写真:ウィーン

0 件のコメント:

コメントを投稿