2010年4月15日木曜日

Brazil: Pantanal (Braco das Piranhas): パンタナル3泊4日ツアー

[ブラジル ~パンタナル~]

前回のブログでも伝えたとおり、迷子になってしまったため、1日目は潰れてしまったこの3泊4日ツアー。まあ、仕方ない。
因みに、混んでいれば最高6~8人ぐらいまで一緒にツアーをするんだろうけど、うちらが行った時はあまり繁盛期では無いらしく、うちら二人と、あとドイツ人の観光客の女の子の三人だけだった。ラッキ~♪

さて気を取り直して、2日目。
この日は、ボートツアーと釣り。

ボートツアーは、かーなーり楽しかった!
歩かなくていいので楽だし、風はきもちいいし、天気もいいし、何より野生動物をたくさん見る ことができた。


ワニ(Caimanというクロコダイルよりも、アリゲーターよりも小さい種)、でっかいのから小さいのから色とりどりなものまで様々な野鳥、猿、そして私 が一番見たかったカピバラ!逆光で眠そうな目を見ることはできなかったけど、親子で泳ぐところまで見せてくれて大満足。かなりシャイなので長居はしてくれ なかったけどね。

もう一つ楽しかったのは、湿地帯でのスイミング。
ぬるぬるした湿地帯に降り立ち、田んぼみたいに浅い水の中を少し歩いた後、川に思い切って飛び込んだ。意外と温かくて、速い川の流れに暫し身をゆだね、楽しんだ。このボートツアーはとにかく大満足だった!
カヌー大好きな私は、カヌーがあったら静かで、水にもっと近くて楽しいのにな~とぼんやり考えてはいたんだけど。


午後は釣り。
正直あんまり釣りに興味はなかったんだけど、実際釣ってみると楽しいもんだねぇ。
しかも、人生初のピラニ ア釣り!
残念ながらちびのピラニアしか釣れなかった為、逃がしたんだけど。
でもピラニアって、血が大好きで、血が出てれば共食いさえするはず…。逃がした子達も食べられちゃったのかなぁ。悪い事したなぁ。
罪悪感から、2匹釣ってその後は見学してました。
餌を落とした瞬間からすぐつれちゃうので、2匹釣ったらもう十分堪能できた。

3日目は、ジャングル散策ツアー。
ジャングルとは言え、この広大な湿地帯(パンタナル地域は全部でフランス国土の半分もある)、実は国立公園は一つもなく、全て酪農家の所有地なのだ。なので、ジャングルと言っても、酪農家の土地に入って歩き回る、って感じ。
でも野生動物はそのまま放牧の牛達と共存してるから、野性味はたっぷりあるんだけど。
この日見れたのは、コンティーというアライグマみたいなやつ、Black Hawler Monkeyという猿、アルマジロ、鹿。私のお気に入りは、アルマジロ。キュートな奴よのう。

午後は、本当は乗馬のはずが、農家に連絡が取れなかったらしく、チュービングに変更。
要するにでっかい浮き輪にのって川下りなんだけど。
上流までボートで連れて行ってもらい、何度も「ピラニアいない?ワニ来ない?」って確認し、浮き輪に乗り、ぷかぷかと一時間ほど…。ん?ここピラニア釣ったとこじゃん!!!!
ということで、結局ピラニアもワニもいるところでチュービングしてきました。
まあ野生動物はこちらが悪さしたり、邪魔したりしない限り襲ってこないけどさ。
ピラニアにはちょっとドキドキしたなぁ。

夕方は、ボートで夕日を見に行き、夜のボートツアー。
夜行性のワニの赤く光る目(懐中電灯を当てると赤く光る)がぎらぎらぎらぎら至る所に光っていた。
結構臆病で、近くに行くとすぐ逃げちゃうか、近くにいってもこっちをじっと見てるだけ。勿論手を出したらガブッとやられるんだろうけど。

こうして、色々あったけどパンタナルのツアーが無事遂行できた。
ツアー自体も楽しかったんだけど、何よりも良かったのは天気!
4日間、ずっと雲のない快晴続き。昼も気持ちよかったけど、夜の満点の星も言葉を失うぐらいの迫力があった。
今まで色んな所できれいな星空を見てきたけど(世界一の展望台のある標高3000メートルの山も含め)、 ここパンタナルの星空が今までの人生で一番すごかった。
今まで気づかなかったけど、星を見るとき、空気がきれいで、ネオンが少ないところなのは勿論大事だけど、それに加えて月が無いことも大切みたい。パンタナルでは一日のうち月が昇るのは短い時間の為、月を見ることがなかった。全ての条件が重なり、あのすごい星空を見せてくれたんだなあ。

最初は全然くる予定のなかったPantanal。
くる事になっても4日しか滞在を予定していなかったのに、結局いろんなことが重なり10日近くも滞在してしまった。この広大な知らざれる自然の中で、ビーチなブラジルとはまた違った表情を見せてくれた、Pantanal。
楽しかったよ~!ありがとう!!

次回は、もうちょっと予算を多めにして、子供を連れて、Marcelloのツアーに参加したいな。
もっともっと、インディアンの代々受け継がれた知識と、パンタナルへの情熱から色々教えてくれそうだから…。

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