2010年4月24日土曜日

Bolivia: Sucre: 料理のやる気は市場から

[ボリビア ~スクレ~]

世界一周旅行は、なんといっても金がかかる!

出発前は、「まぁ、お金はなんとかなるだろう」とか考えてるんだけど、実際に収入が無い状況で支出することしかしていないと、数週間もするとちょっとやばいかも、と思えてくる。
そして、出発前に他の旅人のブログで醤油やら油やらを持ち歩いて旅行しているのを読んで、「え~、なんでそんな重いもの持って旅してるの?しかも旅行中なのに、料理すんの?!」とか思っていたのに、金銭的、健康的、そして精神的に自炊が一番理屈にかなう事なんだなぁと、1ヶ月もすると思えてくるのだ。

ということで、今日はここスクレでの料理の話。
今までも勿論、特に都市以外にいる時は、自炊してきたのだけど、ここスクレは、必要にかられてではなく、本当に調理したいと思わせる市場 (mercado centrale)があるのだ!

最初、興味本位で覗いたときは、食材や日用品が所狭しと並んでいて、活気もあって良い雰囲気ではあったんだけど、照明が少ないので建物の中はちょっと暗いし、地元の人ばっかりだし、肉とか冷蔵されて無いし、パンもおばちゃん手で袋に入れてお客さんに渡してるし、怖気づき、一方で「う~ん、下手するとお腹壊すかなあ」と心配になった。
そんなこんなで、到着後数日はずっと外食していた。

ところが、ある日出費を計算していると、むちゃくちゃ安いはずのボリビア滞在が、入国時点で段なのアメリカ人用のビザ($130USD!)のせいで、かなり予算オーバー!!
ショックを受け、結局自炊する覚悟を決め、その足でJoeと市場に向かった。




実際、食品を買おうとちゃんと見てみると、野菜はすごく新鮮だし、果物も味見させてもらえ、しかもすごく甘い!穀類も、米、パスタ、インカの万能穀物キヌアなど、種類が豊富。
そしてとにかく、安い、安い!
例えば、この写真の食材全部で、約400円也!
こうなると、俄然料理がしたくなる~!!

この市場、かなり大きいけど、野菜売り場、果物売り場、ジャガイモ売り場(ジャガイモだけ特別扱いみたい)、鶏肉売り場、牛肉売り場、 乳製品売り場、スパイス売り場、ケーキ売り場、日用品売り場、フルーツジュース売り場、など、それぞれの物毎に売り場がわかりやすく分かれていて、2回も行けば、すっかり場所を把握できるようになっている。
今では2日に一回は行っているので、すっかりお馴染みさん(?!)のうちら。

それぞれの売り場は結構広くて、全く同じものを売っている売り手がずら~と並んでいるんだけど、不思議と同じおばちゃんの所で買うことが多くなる。
そして、良くも悪くも、白人観光客に混じっていても目立つアジア人の私は、すぐおばちゃんに顔を覚えてもらえる。

例えば、この野菜売り場のおばちゃん。
私達を見るとすぐに、にっこり笑って挨拶してくれる。そして、私のことを「mamita」(マミータ=若奥さん、みたいな感じ)で呼んでくれ、時に「mamita linda」、「mamita bonita」など、「きれいな」という形容詞までつけてくれる!(^_^)b このとってもフレンドリーなおばちゃんが私は大好きで、ついつい野菜を買うとなると、このおばちゃんの所に行ってしまう。
(因みに、実際スクレに来た人の為に…詳細の場所は、一番でかい野菜売り場の角で鶏肉売り場との境にある八百屋で、壁際ではない方の店)

最後には、必ず一つ野菜をおまけしてくれるのも、このおばちゃんが大好きな理由。今のところ、パプリカ、レモン、トマトなどをおまけでつけてもらった。

もう一つのうちらのお気に入りは、このフルーツジュース屋さん。
たまたま適当に選んだ店だったんだけど、ここのおばちゃんが何故か好き。勿論顔もばっちり覚えてもらっている。

本当は、山積みのフルーツから一つ選んでジュースにしてもらうんだけど、私はいつも2つのフルーツをミックスする。でもこのおばちゃん、値段は1つ選んだときと0.5ボリビアーノ増しにしかしないのだ。
なので、jugo de fruttas naturales con leche (フレッシュフルーツ&牛乳のミックスジュース)がたったの3ボリビアーノ(約40円)!しかも、(これは全店共通みたいだけど)いつも ガーっとミキサーで作るとき、二杯分作るみたいで、一杯目を飲み終わってグラスをおばちゃんに渡すと、二杯目を入れて返してくれる。
すごく美味しくて、お腹もふくれるので、時々スペイン語クラスの後に来てそれだけ飲んでランチにしちゃうこともある。

そんな感じで、スクレに来て5日目からは、朝以外は毎食炊事をしている。
肉だけは、ちょっと市場で買うのを躊躇われるのと(スーパーと違ってラベルが無い為、スペイン語でどの部位がほしいか説明しなきゃいけないんだけど、日本と違ってかなりのパーツに別れている為説明が難しいのだ~)、ホステルに冷凍庫がないので、結局ベジタリアン料理を作る頻度が高い。


ベジタリアン料理はあまり日本では作っていなかったので、新しい料理に挑戦中。

取敢えず、まずはベジタリアンカレーに始まり、アラビアのサラダのtabbouleh(本当はクスクスを使うんだけど、ここでは折角なので、インカの万能穀物キヌア(quinua)を使用)、イスラエルのshakshukaなどを作ってみた。

やっぱり自分達で作って食べると、好きなものが食べられるし、野菜もいっぱい摂取できるから健康維持にもいい。お財布にも優しいしでいいことだらけ!
私に料理する楽しさを思い出させてくれた新鮮な食材の宝庫のスクレの市場、ありがとう!

これからも同じような素晴らしい市場にめぐり合えます様に…♪

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