2010年5月21日金曜日

Peru: Aguas Calientes / Machu Picchu 2: いざ、マチュピチュの麓、アグアスカリエンテスを目指して

[ ペルー ~マチュピチュ 2~]

2010年5月17日。
朝5時半起床。
大きいバックパックのない身軽な格好で、いざ出発!
前日の夜に知り合った、カナダ人のフィオナちゃんも旅の仲間に加わった。

まずはバス停まで行き...と思ったら、タクシーの運ちゃんにバスのチケットを持っていないことがばれたため、知り合いらしいコレクティーボ乗り場に連れて行かれた。
バスの方が安いけど、サンタマリアまで6時間かかっちゃうため、どちらにしろバス停からコレクティーボに乗る予定だったのでいいんだけど。

値段交渉して、一人25solesを提示してきたお兄ちゃんに決定。

しかし、コレクティーボは相乗りタクシーの為、人数が揃うまで出発してくれない。結局あと4人集めるのに1時間かかった。まあこれも計算通りなので、問題 なし。
結局出発したのは、午前8時。

その後、グネグネ道を延々と4時間。

一般的に、何故か南アメリカのタクシーやバスの運転手さん達は飛ばすのが大好き。山道だろうが、嵐だろうが関係なし。今回も例外ではない。
車酔いに悩まされながらも、前日の寝不足を解消する為の昼寝をしたり、美しいアンデスの景色に圧倒されている間に、あっという間にSanta Mariaに到着。
予定通り、正午。

休憩する暇も無く、目の前では次の区間担当(?)のコレクティーボの運ちゃんが 「Santa Teresaまで10soles!」と勢いよく迫ってくる。うちらは、Santa Teresaのもっと先のHidroelectoricaまで行きたかったので直接行けるか交渉。15solesで快諾してくれた。(普通は Santa Teresa でまた乗り換えなんだけど、値段は変わらない。なので、Santa Mariaから直接行くよう交渉するのがよい)

またこの運転手さんも勢い良くぶっとばし、今度はガタガタグネグネ道を行くこと1時間半。
実は、1月の土砂崩れのとき、Hidroelectorica近くでも問題があって、橋が壊れてしまったのだ。
お陰で、2010年5月現在では、Hidroelectoricaまで車で直接行けない。
コレクティーボから降ろされたのは、そこから歩いて1時間も手前の河原。
勿論、このことはクスコのtourist officeで聞いていたので、無問題。
時刻は午後2時。

ここで車を降りてみてびっくり!
標高は、クスコより約500mも低く、バナナの木が見え始め、むんっとした熱帯雨林の空気が漂ってきた。
暑い!!すぐUniqloのフリースを脱ぐ羽目になってしまった。
まだ標高は2000mもあるんだけどね~。
でも、一ヵ月半ぶりの標高2000m台!
寝ている間に息ができなくて、思わずハッと息を思い切り吸い込んだときに起きる事も無い標高。
空気が肺を駆け巡っている感じ!

さて、この第3区間、トレッキング区間が山場。
噂には聞いていたけど、実際見てやっぱりビビったのが、この川を渡る「ケーブルカー」。

橋が壊れてしまった為、一時的な対処として今あるのは、川の両側に渡された一本のケーブルとそれにぶらさがる鉄のカゴ(?)。写真参照。
バランスを崩せば、川にまっさかさま!
高所恐怖症の私は、カゴに乗って対岸に着くまでは、カチコチに固まったまま身動きできなかった...。でも渡った後の達成感は大きかったぞ~。

無事川渡りが終わり、河原をHidroelectoricaを目指してトレッキング開始。
運よく天気がよかったためマチュピチュとワイナピチュの堂々とした背中を見ながら、久しぶりの蒸し暑さにうだりながらもテクテク と歩いていくと、一時間ほどで到着。
Hidroelectoricaには駅があり、勿論ここから電車に乗ることも可能だが、12USDもするのでスルーさ。

ちょっと休憩して、そのまま今度は線路に沿ってアグアス カリエンテスを目指す。
橋を渡り、バナナ畑を過ぎ、そそり立つマチュピチュ・ワイナピチュ・そしてその他の岩山の間を縫って歩くこと2時間。

途中、林の中に住む家族にアグアス  カリエンテスで安いホステルがあるのを紹介され、ダブルルームで一人15solesと聞いてそこを電話で予約してもらう。
丁度、その家族の一員のFernando(35)がこれからアグアス カリエンテスにお仕事で行くということで、ホステルまで連れて行ってもらうことに。この人が またいい人で、日本の事、ペルーの事、家族の事、マチュピチュの事など色々と楽しくおしゃべりしながら歩いていた。

と、Hidroelectricaから2時間程の所で錯覚が...。


え~?!箱根?!?!

だって本当に日本の温泉街みたいなんだもん。川もあるし。建物も旅館っぽいし。
よく見てみると(当たり前だけど)アグアス カリエンテでした~!
まぁ、考えて見れば、その名自体 Aguas Calitentes = 熱い水 = 温泉なのだ。そして、その名に劣らず、温泉もある。うちらは水着を持ってきていなかったので入らなかったけど。
Aguas Calientesはこの村のあだ名で、実は本名は「Machu Picchu Pueblo(マチュピチュ村)」。どちらにしろ、そのまんまじゃん!って突っ込みたくなる名前だけど。

村に着いた頃には日は暮れ、足も大分だるくなっていた。
でも、ホステルに着く前にやることが。これは、本当に偶然同行することになったと は言え、最後までちゃんと面倒を見てくれたFernando君に感謝!
翌朝は早いため、
1)マチュピチュへ登る為のバスチケット(11時間の旅の後に、早朝3時に起きて歩いて登る気力は勿論なし!ここは潔く金で解決!)と、
2)マチュピチュ入り 口では買えないので麓で買っておかないといけないマチュピチュの入場券を手に入れておかねばならないのだ。Fernando君に連れられ、それぞれチケット売り場に行ってゲット。これで一安心!

こうして、無事早朝6時半にホステルを出て、ホステルに6時半に到着した私達。
夜は、15soles(約500円)のペルー料理コースディナーで、3人でうちらの冒険の達成をお祝い!
さすがに疲れてその夜はぐったりで、翌朝も早いという事もあり、10時にはぐっすりと深~い眠りについたのでした。

つづく

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