2010年5月10日月曜日

Bolivia: Tupiza - Salar de Uyuni: 3泊4日 ウユニ塩湖ツアー

[ボリビア ~トゥピサ→ウユニ塩湖~]

ついに、パタゴニア・イグアスの滝に次ぐ南米のハイライト、ウユニ塩湖に行ってきた!!

母や友達の情報では、最近数番組でボリビアが取り上げられていたらしく、日本でもウユニ塩湖は結構有名になってきたのでは?
私も、3年前初めて「世界不思議発見!」で見て以来、一度は見てみたいなあと思っていたウユニ塩湖。

色んな人のブログを読んでいると、日本人は、ウユニ塩湖は雨季に行って、空が塩湖に写って空に浮いているような感じを体験するのを好むらしい。かく言う私も、雨季に行きたいなあと思っていたので、4月に入ってから乾季になったと聞いた時は、ちょっとがっかりしちゃったのだ。
でも、周りに聞いてみると、欧米人は、あたり一面真っ白で遠近感がなくなって色々遊べる(トリック写真が撮れる)乾季が好きだと聞いて、「意外と楽しいかも」とちょっと希望を持つことができた。

さて、いよいよ3泊4日のTupiza(トゥピサ)からSalar de Uyuni(ウユニ塩湖)を目指すツアー開始!
大体ツアーは、4人か5人集めて出発するんだけど(それ以下だと待たなきゃいけないんだけど、大人気で人が絶えない為、そんな事はほぼ無い)、丁度少し安くなる5人集まると聞いて、木曜日出発にした。

値段は、2010年5月現在で、3泊4日ツアー(1日3食+宿代+おやつ+ガイド込み)で、4人ツアー1200ボリビアーノ(約17000円)、5人ツアー1000ボリビアーノ(約14000円)が相場。
それプラス、寝袋代50ボリビアーノ(3泊分。約700円)、トゥピサから行く場合、国立公園に入るので入園料が150ボリビアーノ(約2000円)必要。寝袋はオプションだけど、5月では必須だった。

占めて、一人一日約5000円弱!ツアーの距離、内容、食事の量と質を考えると考えられない位お得!
因みに噂では、ウユニの町から出ているツアーは、日帰りから数泊まであるけど、ジープがパンクしたり、ひっくり返ったり、食事などの質はあまりよく無かったりと結構ホラーストーリーを聞くけど、トゥピサからのツアーはあまり当りはずれが無いみたい。

さて、話を戻してツアー...一言で言うと、「サイコー!」
Carmenが作る食事はおいしいし、ガイド兼運転手のOshinの安全運転のお陰で事故も無し、写真が撮りたいときはたっぷり時間を取ってくれたし、お茶とおやつで身体を温めながらするおしゃべり時間も楽しかったし、一緒にツアーに参加した Danny(スペイン)、Medi(フランス)、Clara(フランス)も気が合って良かったし、天気も毎日快晴!
そして勿論、行くところ行くところ、全ての景色が圧巻!地球の果てまで行っちゃったみたいな感覚だった。まあある意味、標高3800~5000mをウロウロしたので果てと言えば果てなのかも。

でも、実は難点もあった。...2つ。
まずは、極寒の夜(夜は氷点下以下!)。一日目はお陰で寝れなかったけど、二日目からはCarmenにお願いしてペットボトルにあついお湯を入れて貰って湯たんぽにできたので解決。
そして、最後まで悩まされたのが、高山病。一日目は平気だったんだけど、二日目に標高4000m台をマークし、最後に標高3800mに降りてくるまで頭痛が止まらんかった~!コカの葉、コカ茶、ププシ茶、などのボリビア人の知恵ともいえる自然療法が効かず、最後の切り札、高山病の薬に頼ることに。ばっちり8時間は効くんだけど、切れるとすぐまた頭痛がするため、3日間薬ばっかり飲んでた。ぷ~。

まぁ、難点もあったけど、本当にトゥピサからのツアーにして良かった。

青空の下でランチを広げたり、

ウユニ塩湖に着くまでは、「こんな寒くて乾燥したところに人が住めるの?!」と言うような村に行ったり(ラマの放牧やその毛を刈って編み物を編んだりして生計を立てている) 、


ラマの放牧場でラマに囲まれたり、


砂漠の真ん中にババーンといきなり奇岩の群れが表れたり、



泥で出来たシンプルなホステルに泊まったり、


活火山で地獄みたいにボコボコいってるGeiserを見に行ったり、


ウサギの頭とリスの尻尾を持つviscacha(ビスカチャ)という動物がすむ所でランチをしたり、


Laguna Colorado(訳して「色つき湖」)でフラミンゴを眺めたり、


美しいLaguna Verde(訳して「緑湖」)が実はヒ素のせいでその色になっていて、全く生き物を寄せ付けないと学んだり、
 
風が強かったり、


寒い寒いと一日言いまくった後に、ホステルに入り、Carmenが夕食前に用意してくれるティータイムをエンジョイしたり、

塩でできたホテルに泊まって3日ぶりのシャワーを10ボリビアーノ払って入ったり、

Carmenの激ウマ夕食を食べたり。



塩湖に着く前に盛りだくさん!!!

 そして、ついにウユニ塩湖。
前述したように、今は乾季の為、地面にひびが入るほど乾燥している。
(まだ水が残ってるところもあったけど)

ウユニ塩湖、当日。
朝5時起き、5時半出発。

ウユニ塩湖ツアーの目玉は、なんと言っても、1)日の出、2)ウユニ塩湖にある数ある島でも見事なサボテン郡で有名なIsla Inca Huasi (別名 Isla de los Pescadores)、3)真っ白&平らで遠近感が無い為トリック写真撮影。
 

まずは日の出。
暫くジープで飛ばし、ガイドさんよく迷わずにこの真っ白な世界を運転するなぁと感心していたら、日の出観察スポットに到着(まぁ、周り一面真っ白であればどこでも一緒なのかもしれないけど)。
雪ではない、ただただ真っ白で、地平線まで木も無く生き物もいない、まっ平らに続く塩。
ゆっくりと日が昇り、延々と地平線まで延びる私達の影。
不思議で、本当に地球の果てに来た様な感動を味わった。






そしてお次は、Isla Inca Huasi。
サボテンは一年に約1cmしか伸びないと言われている。ここInca Huasiには、12mもの高さのサボテンがある。そう。計算すると、なんと1200歳!
残念なことに、一番古いサボテンさんは2007年にお亡くなりになったそう。
(写真の看板に、没2007と書いてある)
この塩湖に囲まれた島に、無数のサボテンがにょきにょきと生えていて、これまた異次元空間のよう。
面白かったなぁ。
ここで、最後のCarmenの朝ごはん。いつの間に焼いたのか、ケーキ!!イエィ!






そして最後は、勿論トリック写真撮影。
これは一緒に行くツアー仲間が、どこまで創造力を膨らませられるかにかかっている。
運よく、うちのグループは、ジョー君とメディ君が創造力豊かで、しかもちゃんとリュックから使えそうなグッズ(ぬいぐるみ、箸、洗濯ばさみなど)を撮影用に出しておいてくれた為、なかなか面白い写真がとれた。
どうぞ、ご覧あれ。













そうそう、他にも塩の結晶や、塩で出来た博物館なども。





3泊4日で撮った写真は、全部で1200枚!!

3泊4日とは思えない内容の濃さだった。
テレビで見たことのある風景だったけど、実際行って見るとそのスケールにびっくり。
地球にはこんな所があるんだなぁ。地球は広いなぁと感動した旅だった。

そして、私達はウユニに一泊することなく、同日夜にLa Paz(ラパス)に向かう夜行バスに乗ったのだった...。

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