2010年5月14日金曜日

Bolivia: Lake Titicaca (Copacabana & Isla del Sol): インカの風

[ボリビア ~チチカカ湖~]

La Paz (ラパス)からわずかバスで4時間、チチカカ湖に突き出ている半島にあるCopacabana(コパカバーナ)についた。
コパカバーナと言えば、大体みんなブラジルのリオにある、コパカバーナ・ビーチを思い浮かべるんだけど、実はもともとはここ、ボリビア側チチカカ湖畔の同名の小さな町の方が元になっている。
名前はアイマラ語で「宝石の展望台、湖の眺め」を意味する'kota kahuana'よりとられているそう。

チチカカ湖は、標高3800mにあってボリビアとペルーにまたがり、インカ文明の発祥の地として知られているIsla del Sol(太陽の島)がある。
コパカバーナは、ボリビア側チチカカ湖の観光の中心地になっていて、とっても白人が多い。
のわりには、安い宿の相場は25ボリビアーノ(約350円)で、ATMも無く、クレジットカードも使えるところが少なく、リッチな観光客と言うよりヒッピーな観光客が多い。
私達は、宿が多いと言うのは聞いてたので、着いてから決めようと、バスから降りて1時間ほどフラフラ歩いていた。25ボリビアーノが安宿の相場と聞いていると、35ボリビアーノ(約500円)が高く感じる!結局、「2晩だけだから」と、あんまりきれいじゃないけど、メインストリートにある、まぁ我慢できる程度のHostel Andinoのダブル部屋(一人20ボリビアーノ(約270円))にした。

さて次は、Isla del Sol(太陽の島)へのボートのチケットと、次の目的地、ペルーのCuzco(クスコ)へのバスチケットの予約。
メインストリートに所狭しと並ぶ旅行会社の中で感じが良さそうな一つに入り、聞いてみると、クスコへは夜行バスがあるとの事。
しかもさすが観光地、Isla del Solへ行った後、クスコ行きのバスに乗れるようなスケジュールが組んである!

夜行バスは、長距離移動のときはとっても便利。まず、移動中ほとんど寝てすごせる為、あまり長く感じない。そして、宿代が浮く!
ウユニからラパスについ数日前夜行で移動したばっかりで疲れるけど、やっぱり夜行のメリットは大きい。 

という事で、ホステルを一晩キャンセルし、翌日一日Isla del Solへ行き、5時半にコパカバーナに帰ってきて、そのまま6時半の夜行に乗ってクスコに向かうことにした。
なんだか、Sucreを出てから移動ばっかり!

移動の手配を終えてほっとしたところで、勿論チチカカ湖名物のニジマス料理を堪能。
湖畔にずらっと並ぶレストランは、地元のおばちゃん達の腕比べ。
値段もメニューも全部同じ。感じの良さそうなおばちゃんの所で、私はガーリックフライをお願いした。ご飯・ポテトフライ・サラダ・新鮮なニジマスで18ボリビアーノ(約260円)!
ごちそうさま~♪

そして翌日。
思いつきで、ラパスから来たチチカカ湖だったけど、Isla del Solは、行って良かったと思った。
コパカバーナからボートで2時間ほど。(標高が寒いので、寒い!)


転々とインカ文明の遺跡が少しあるけど、「絶対行って○○を見たほうが良い!」というものは特に無い。
それでも、チチカカ湖の大きさを感じ、石細工が得意だったインカ人の作った石の道を北から南に辿って、太陽の島ののどかな風景と遺跡を堪能すると、なんだか遠い昔に滅びた文明を少しだけ肌で感じる事ができた気がした。




特に風景が見事!
海のように大きく、水が透き通ったチチカカ湖。
インカ文明を支えた、大きな大きな古い湖。
これが、もし深さが海抜0mまであると考えると、富士山を沈めると山頂まですっぽりと入るというのが信じられない!

島の北の港(ここで降ろしてくれる)から南の港(そしてここで4時間後にピックアップ)まで、インカの道をトレッキング。
海のように見えるから、つい調子に乗って速く歩いてると、標高が高いせいで、寒いし、あっという間に息が切れた。う~ん、本当に不思議な体験だった。
北から南まで、約3時間。疲れたけど、行って良かった!
2時間ほどまたボートに揺られてコパカバーナに到着。
 



預けてあったバックパックをホステルから回収して、6時半に無事バスに乗車。
15分程であっという間に、ボリビア-ペルー国境に到 着。





今まででここが一番国境越えが楽だったな~。ボリビア出国手続き、ペルー入国手続き、それぞれ3分程。びっくり!
今回はジョーも私も特別なビザ手続きが必要ないため、お金がかからず、しかも楽~。あっという間に、1ヶ月お世話になったボリビアを出国、5カ国目ペルーに入国!

それからバスに乗ること11時間、また寒くてぶるぶる震えながらの夜行バスの旅だったけど、無事5時半の真っ暗な内にクスコに到着した。

今回はホステルを予約してあったので、タクシーでそのままホステルへ。
移動続きでくったくた!
でも残念ながら1時まではチェックインできないので、私達は、夜が明け朝食を摂ると、そのままクスコの町へ繰り出していったのだった...。

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