2010年5月12日水曜日

Bolivia: La Paz & Lake Titicaca: カウチサーフィンと魔女

[ボリビア ~ラパス~]

ウユニの町から夜行バスで12時間、午前6時にLa Paz(ラパス)に到着した。
特にラパスでする事はなかったんだけど、チチカカ湖に行く前に、ちょっとボリビアの重要都市であるラパスに立ち寄ることにした。
今回は、ちょっと新しいことに挑戦!
初めて、Couchsurfingを試してみたのだ!

Couchsurfingとは、一言で言うと、このネットワークに登録している人の家に、条件が合えばただで泊めて貰えるという便利なネットワーク。
世界中に登録者がいて、都市・人数・日にちなどの条件を入れて検索し、サイトを通して交渉、成立すれば何時にどこで待ち合わせをするか決める。
まあ言ってみれば出会い系サイトみたいな感じだけど、恋人を探す代わりに、登録者はみんな旅人で、実際に利用するには、自分の家のカウチ(ソファ・床&寝袋・布団・ベッドなど、とにかく寝れる所)を提供すると言う約束をしなくてはいけない。
勿論、自分が旅をしていて提供できるカウチが無い場合は、将来提供する、という約束をすれば良いことになっている。

このカウチサーフィン、南米に来て初めて他の旅人から聞いたんだけど、今までなかなか実際に試すまでに至らなかった。
というのも、まず全く見ず知らずの人のお宅に泊めてもらうということで、ちょっと躊躇しちゃっていた。まぁ、仕方ないよね。
もう一つは、登録して検索したらすぐ返事を貰えるというものでもなく、泊める側の人も人を選ぶ為、自分のプロフィールをかなり細かく丁寧に書いておかないと返事が貰えなかったりする。これがまた項目が多くて面倒くさい!
些細な事なんだけど、結局そんなこんなで先延ばしにしていた。

今回、やっと重い腰をあげて、なかなか良さそうなイタリア人のMauro君(29、写真右端)の家に泊めてもらう事になった。
Mauro君は、ラパスでイタリア語の先生をしていて、勿論この日もお仕事。
だからうちらは朝6時に着いたものの、夜7時まで荷物を置く所も、ゆっくりと夜行バスの疲れを癒す所もなかったけど、現地に住んでいる人に出会えると言うこと、そして何よりもタダという事で、我慢、我慢!

とりあえず、到着した後、バスターミナルで荷物を預け、つかれきった身体を引きずって、中心地に行くことにした。
歩くこと15分。ラパスの町並みにびっくり!
ラパスは、標高3600m強の富士山頂とあまり変わらない高さにある。この規模の都市では世界一高い場所にある。(飛行場は4000m強にあり、世界一高い)
町自体は、谷にあり、丘の上まで、崖を除いてびっしり家が建っている。ほんとに、びっくりするぐらいびっしり。
そして平らなところが無い為、全て坂!!!!しかも、とにかく排気ガスがすごい!隣を車が通ると、白い煙で息がつまりそうになる。私は2日以上は我慢できないかも~。
とにかく、この標高で、この空気で、この坂続きは鬼じゃ~。

カフェで朝ごはんを済ませ、ブラブラと「魔女通り」と言われているSagarnaga(サガルナガ)通りへ。
黒魔術などで使う捧げ物が並んでいて、みているだけで面白い。ちょっとしたお菓子から、乾燥したサボテンの輪切り、陶器の人形、ラマの胎児の干物まで、ちょっとゾクッとするものも並んでいる。
この周辺は観光客も多く、伝統工芸品店もびっしり並んでいて、ちょっとウィンドウショッピング。
疲れていてあんまり歩いていたくなかったけど、時間が余りあまってるので、頑張った!

そうこうしている内に、とうとうMauro君との約束の時間、7時半が迫ってきた!
荷物を引き取って、タクシーで彼の家へ。
丁度、その日別のオーストラリア人のカップルもカウチサーフィンをしていて(4人も同時に泊めてあげられるホストは珍しい)、うちらは、あまっているダブルベッドのマットレスを床にひかせて貰って、その上で寝た。あぁ、本当に貧乏バックパッカーにとってこのシステムはありがたい!!
朝ごはんまで作ってくれ、洗濯までさせてもらえた。ありがとう、Mauro!
次の日は、リラックス日。近所でランチを食べ、スーパーで食料品を買って、夜お礼に夕食を作った。メニューは、ハンバーグ煮込み、キノアのタブレーサラダ、ご飯。
喜んでもらえてよかった~♪

ほんの二日間だけだったけど、カウチサーフィンというミニ冒険があったので、充分スリルがある滞在だった。
次は、いよいよインカ文明発祥の地、チチカカ湖!

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