2010年8月11日水曜日

Spain: Segovia: 水路とパエリア

[ スペイン ~セゴビア~]


さて、スペインもあと一日。
Madrid(マドリッド)でゆっくりしても良かったんだけど、水路好きの私は、マドリッドからバスで約一時間のSegovia(セゴビア)という町に、なんと建設後想定2000年経っていると言われているユネスコ世界遺産の水路がある、と言うことをガイドブックで知り、最後の一日はセゴビアに行くことにした。

もうスペインも最後だし、次いつ会えるか分からないので、純子さんにも声をかけてみたら、一緒に行こうって快諾してくれた!
ホステルのルームメートが相変わらずパーティー好きの若い子達で、夜中に帰ってきたのであんまりゆっくり寝れなかったけど、10時にSol(ソル)駅で待ち合わせ。
Principe Pio(プリンシペ・ピオ)駅からセゴビア行きのバスが出ているので、そこに向かった。往復約12.5ユーロの切符を買って、いざ出発。

ちょっと曇ってたのが残念だけど、お陰で暑すぎず、1時間20分のバスの旅を経て着いたセゴビアの町は、古くて、水路もそうだけど、町並みや、Da Vinci Codeでちょっと興味を持っていたKnights Templar(テンプル騎士団)の13世紀に建てられた素朴で意味深な教会とか、Disneyの眠り姫のお城のインスピレーションになったと言うお城とか、本当に楽しい遠足だった!


でもね、泣きそうになったくらい嬉しかったのは、おにぎり。
純子さんが、おにぎりをサプライズで作ってきてくれたの ∑(ToT)。 なんて気が利く人なんでしょう! そうなの。
この頃まともに食べてなかったし、食べてもパンだったし。米なんて、本当に何週間ぶりか。
おかかとゆかりのおにぎりを、水路をバックに堪能いたしました。
感動~!ごちそうさまぁ!

水路は、さすが世界遺産になるだけあるシロモノだった。
なんといっても、推定2000年という古さなのに、30mもの高さの水路が800mも残ってるんだもん。モルタルなどのツナギは全く使わず、このサイズのこの古い物が、石だけでできていると言うのもすごい。
そして、後まで気づかなかったけど、真ん中にはでかい十字架まであるし。
圧巻!!







一通り見学&写真撮影が終わった後、城壁に囲まれた、旧市街のほうへ。
観光客が多かったけど、やっぱり何を撮っても絵になるので感動。
この町は、乾燥した色だったなぁ。土の色。壁も、道も、ちょっと赤茶けた土色。スペインらしいと言えばスペインらしいかも。










さて、水路の次に目指したのは、お城。
お城の前に駐車場があり、そこが木が茂っていて、全体像がなかなか撮れなかったけど、とってもかわいいお城だった。本当にディズニーのお姫様が出てきそうだったし。
お城の前のお堀も、すごかったなぁ。深い渓谷の様だった。








カフェで一息したあとは、もう一つ私が楽しみにしていた、テンプル騎士団の古い教会。ちょっと特殊な宗派で、ダ・ヴィンチ・コードで有名になったけど、それからちょっと興味があって行ってみたかったの。

なんか、結構シンボルでパズルみたいに謎が隠されてる…みたいな。ハリウッドに翻弄されてるって?まあ、まあ。いいの。楽しかったから。
この教会、シンプルで外から見ると何てことなさそうなのに、中に入ってみると、全然今まで行ったキリスト教の教会とは違う造りでびっくり。真ん中に、さらに小さなドームみたいなのがあって、天井にはテンプル騎士団の印が小さく描いてあって…。他にも骸骨がいたるところに描いてあったり。
あぁ、意味深!とっても知りたい。 トム・ハンクスがいてくれたらなあと思った。
ラッキーだったのは、着いたときに受付のおじさんが電話中で、入館料払おうとしたら (い~よ、い~よ、入んな)って手招きして無料で入れてくれた事。やった、アイスが買える!





この教会は、城壁を出てから更に15分程歩かないといけないので、あまり観光客がいず、静かに見学できた。
そして、この教会から町のほうを見ると、お城の全貌と、その下の崖もしっかり見えてすごくきれいだった。セゴビアに行く人は、是非テンプル騎士団の教会に行くべき。
帰りは、のぼりでキツかったけど。


坂を上って、再度城壁に戻り、おやつタイム。
古くからありそうな焼き菓子屋さんに入り、セゴビア名物(?)を純子さんに奢って貰って食べた。一つは、シュークリームの皮をリング状に焼いて、シロップにつけたような物。もう一つは、卵ケーキをシロップにつけたような物。
ベタベタしたけど、どっちも甘すぎず、特にシュークリームの皮のほうが気に入った~。
そこでやめとけばいいのに、更に直後にアイスまで買い食いしちゃった。
なんだか、今日はスペイン最後という事もあり、奮発しまくり。
いつもの何倍食べてるんだか…!



お腹一杯、胸いっぱいで、6時のバスに乗って帰途に着いた。
考えて見れば、結構滞在時間長かったなあ。



7時半にマドリッドに着いて、そのまま別れるのもなんなので、私達のお気に入り、San Miguel Mercado(サン・ミグエル・メルカード)という買い食い・立ち食いをするマーケットへ。
まだ7時半で、スペイン人の晩御飯時間前だという事もあり、そんなに混雑してなかった。

ここで、またまた純子さんにタパスをご馳走になってしまった。
ガスパッチョ、魚介のタパス、しし唐の素揚げ(おじちゃん、辛くないって言ったのに、激辛じゃん!やみつきになる味だったけど)をビールのつまみに、一杯。
ほんと、スペインってご飯美味しいなぁ。
ごっちそうさま~! (^o^)












最後に、ジョーがまだスペインの本場のパエリアを食べてなかったのが心残りだったので、3人でソルとGran Via(グラン・ヴィア)周辺をウロウロ。

そんなに本格的でなく、観光客むけにちょこっと一人分だけつまめる様なのを探してたんだけど…見つからず。まぁ、あったんだけど。いかにも冷凍もんを出しますって感じだったので、諦めた。
ガイドブックを見ると、本格的なパエリアを食べれるところが近くにあるとのこと。
まあ、多分高いだろうから、値段だけ見て帰ろうと思ってたんだけど。
純子さん…。またまた奮発してくれた…!! (涙
はい、甘やかされちゃいました。
La Paella de Reina っていうレストランだったんだけど、本当に、本当に美味しかった。
一生のうちで、一番旨いパエリアだった!
普段、サフランの強いパエリアはあんまり…な私なんだけど、ここのは、魚介のスープがたっぷり染み込んで、超激ウマでした。

こうして、朝早くから夜遅くまで、すっかり純子さんにお世話になった一日となった。
本当に素敵な想い出ができました。
純子さん、またまたありがとう!
日本帰国したら、連絡くださいね。 鮨屋にでもご招待します!


4 件のコメント:

  1. ちょっとお邪魔虫のような気がしたけれど、私も3人旅楽しませて頂きました~。。
    食べまくった旅だったので、翌日体重計で測ってみたら・・・・、
    な、な、な、なんと!!2kgも太ってた~。(>_<)~
    でも、楽しい&美味しい旅だったので、OKとするか!(^_^)v

    From Jun

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  2. 本当に食べまくった!
    あんなに美味しいもの一気に食べたの、本当に久しぶり♪ご馳走様でした!

    2kgかぁ。Junchanさんはやせてるから大丈夫!踊ってるし。すぐ元通りになるよ~。それに比べて、あたくしは…。でも、エジプト暑くて汗かきまくりだから多分痩せるでしょう。…多分。だからオッケー!

    お邪魔虫なんて、とんでもない!
    地元人が一緒にいてくれて、とっても心強かったです。お姉ちゃんのように、色々と面倒みてもらっちゃって。おにぎりもくれたし。

    本当に楽しい思い出、ありがとう~~!

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  3. マルタ十字がかっこええ~
    ダメだ、パエリア見てたら腹減ってきた。
    Hasta Luego

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  4. @ustimさん
    テンプル騎士団って謎に包まれててロマンだよね~。パエリア、マジうまかった!でも、ゆかりおにぎりも泣きそうなくらいおいしかった~♪

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