2010年8月20日金曜日

Egypt: Cairo: ナイルに沿って列車の旅

[エジプト ~カイロ~]

Egypt(エジプト)で数年前にテロがあったのは記憶に新し…くない。
実は、知らなかった私。
とっても安全な国なので、テロは珍しいんだけど、数年前に起こったテロ(主にイスラエル人を狙ってたらしい)のせいで、欧米の観光客が減ってしまったエジプト。
それから、警官を至る所に配置したりしてセキュリティ強化を図ってきた。

さて、その一環として、ついでに観光客が乗れる列車も制限がついてしまった。
Cairo-Luxor-Aswan間の列車のみに制限があるらしいけど。
制限の内容は、基本的に観光客にEgyptian Rail(エジプトのJRみたいな感じ)が売るチケットは、夜行のみ。そして勿論、観光客向けプライス。
昼に乗って、ナイル川に沿ってあるナイルバレー(ナイル谷)を見たかったのに。しかもお金キュウキュウなのに。

で、いろいろリサーチしたところ、どうも乗っちゃえば良いらしい。
乗っちゃって、車掌さんからチケットを買えば(列車内で買うチケットは数パウンド高いけど)いいとか。
一応前日に窓口に買いに行ったら、やっぱり朝8時の電車には乗れないといわれた。ウェブにはばっちり英訳されてるサイトに、午前8時の列車も記載されてるのにぃ~!
でも、この制限、どこまでオフィシャルなのか、謎。ちゃんとその制限について記載されているところが無い。ガイドブックにもちゃんと載ってないし。
窓口が売ってくれないってだけ。
潜入成功!
ちょうどうちらの前に並んで、知らずに午後10時のチケットを買ってるアメリカ人の女の子のやり取りを盗み聞きしてたら、どうもチケットは167EGP(約2500円)で売られてるらしい。
Joeとちょっと悩んだけど、「乗り込んでみよう!」ということになった。

次の朝、6時起床。
はりきりすぎて、朝7時10分には駅についてしまい、ちょっと景気づけにアラブコーヒーを。
カルダモンとコーヒーの香りが混じり、脳を刺激する。
ドキドキをちょっと落ち着かせ、いざ、セキュリティゲートへ。

フレンドリーなエジプト人のおじさん
ゲートは特に電源は入って無いらしく、他のエジプト人に混じってすっと通り抜ける。
チケットを見せる必要もなし。(私達持ってないから、そこがちょっとドキドキ第一関門だった)

次、プラットホームへ出てみたものの、どのホームに行けばいいかわからず、そこに立ってたイケメンのエジプト人のお兄さんにうちらの乗りたいLuxor行きの電車のファーストクラス(ACがきいてる)はどこに行けばいいかを聞いてみた。
親切に教えてくれ、ついでに他のもっと詳しそうなおじさんにうちらを引き渡してくれた。
おじさんは、別に鉄道会社の人じゃないと思うんだけど、うちらを席に案内してくれ、さっさとBaksheesh(チップ)を要求し、10EGP受け取ると去っていった。
ふぅ~。無事、潜入完了!

まだ、電車が動いて無いので油断は出来ないけど…。

8時きっかりに列車がゆっくりとホームを出始めると、やっと安堵の溜息がでた。
間もなく、車掌さんが登場。
チケットは?と聞かれ、今買いたいと伝えると、すぐ発行してくれた。
ファーストクラスで、エジプト人と同じ、90EGP(約1300円)+車内発券手数料(?)の6EGP(90円)!
やったね!!!

一応この電車の旅についてココにまとめました。

こうして、無事、ナイルバレーを眺めながら10時間(実は、眺めはそ~んなに特別きれいというわけじゃなったけど)、列車の旅を楽しんだ。
途中、トイレに行った人がドアをちゃんと閉めず、Joeが見かねてドアを閉めに行くまで外からの熱気でACが効いてなかった時も多々あったけど。
英語を練習したかったのか、2時間もおしゃべりしにきた陽気でフレンドリーなモハメッドおじさんも、楽しい旅の欠かせない要素だったなぁ。
にしても、ちょっとした冒険気分が味わえて楽しかった!

にしても、ルクソール、カイロに比べてもっとずっと暑い!!!




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